芸人と愛猫。―中川家・中川剛とおもち&ぽてと&まるこ―
人々を笑いで包み込んでくれる芸人たちと、人々を癒しパワーで覆ってくれる猫たち。そんな2人がタッグを組んだら最高に決まっている!ということで、クロネコみっけでは芸人たちが飼っている愛猫を特集することにしました。
7回目のゲストは、中川家の中川剛さん。14年ぶりに飼い始めたおもちから、兄弟猫のぽてと&まるこについてまで、たっぷりと語っていただきました。
14年ぶりに飼い始めた、おもち。
以前飼っていた猫が亡くなって14年くらい経った時に、もう一回飼おうと思って、ブリーダーさんを探していました。そしたら、たまたま可愛い猫が写っていたんで、アポイント取ったらすごい人気が集中してるって言われて。ブリーダーさんは山形の方やったんですけど、見つけたその日に猫用のキャリーバッグ買って、すぐに現地へ向かいました。山形新幹線乗って、本当に寒い日に行きました。一目惚れですね。
おもちを見つけてすぐに新幹線で山形に向かったのは、自分でも信じられないですね。普段そんなことしないので、よう行ったなって思います。でも実際に見たら、画像で見る100倍可愛かったですね。
おもちの性格はツンデレです。甘えてくるんですけど、触ると逃げるっていう猫ですね。人間好きというか、おじさんが好きなんですよ。だから、宅急便が来たら自分から寄って行きます。あとは点検のために来る作業員の方とかにも付きまとう。ああいう作業着着た方が好きで、すぐに寄って行きます。ヤマト運輸の配達の方もたぶんおもちのこと覚えていると思います。
まることぽてとの兄弟猫を飼い始める。
まることぽてとは兄弟猫なんですけど、初めはもう1匹メス猫が欲しいと思って、まるこだけを見ていたんですよ。今度は岐阜のブリーダーさんだったので、アポ取って岐阜まで車で行ったんです。とりあえず見に行くだけ行って、まるこを見たらもう1匹オス猫がいたんですよ。
兄弟やったんですけど、そっちがまた可愛くて。その場で「兄弟やし、このまま連れて帰ってもいいですか?」って聞いて、2匹飼うつもりはなかったんですけど、ピッタリくっついてものすごい仲良しやったんで、離すのはかわいそうやなっていうことで引き取りました。
そのオス猫はぽてとっていう名前なんですけど、体重が9キロあってめちゃくちゃでかいし、重たいんですよ。まるこは4.5キロで、おもちは4キロなので、ぽてとだけが大きいサイズです。9.5キロあると抱っこしても、キャリーバッグに入れても重たいですね。
おてんばなまることビビりなぽてと
まるこの性格はおてんば。1人で暴れて泣いて拗ねて、わがままです。ぽてとは一番甘えん坊でビビり。一番人懐っこいのもぽてとです。メス2匹は、ツンとしていて気分屋なんですけど、それも可愛い。オスはまっすぐで、ちょっとアホやし、そこが可愛いんですよ。
自宅内で猫たちそれぞれのテリトリーあり!
朝はまるこが6~7時にはご飯ちょうだいっていうので起こしにくるんですけど、あげたら食べない時もあるんで、よくわかんないんですよ。自宅内は猫たちを自由にさせているのですが、おもちは2階をテリトリーにしていて、ぽてととまるこは1階でダラダラしていることが多いです。兄弟猫は一緒にいることが多いかな。
夏はサマーカットをする猫たち。
うちの猫たちは3匹とも長毛猫なので、夏になるとそれぞれ日にちをずらしてサマーカットするんですよ。その度にケンカになるんですよね。なんか違う猫が来たって思うみたいで、サマーカットのあとは1週間くらい見ておかないとダメなんですよ。夏はそれが大変かな。
仲の良さ的には、おもちは一匹で独立している感じで、誰にも近寄らへんっていう感じです。まることぽてとは兄弟猫なんで、2匹は仲良しですね。
抱っこはみんな大嫌い!
抱っこがみんな大嫌いで、ものすごい不機嫌になるんですよ。イラッとした時の顔がまた可愛くて、黒目がデカくなるんですけど、それがいいんですよね。みんな抱っこできても10秒くらいで、あとはバッタバタ暴れますね。上に乗ってきたりもしないんですけど、近くをうろうろはします。ちょっとでも手を伸ばすとダメですね。
猫たちがきて自分でもわかるくらい穏やかに
猫を飼い始めてから、自分でもわかるくらい穏やかになりました。いつもイライラしてたんで、それが急になくなりました。なんか出してるんでしょうね、猫って。たぶん犬も一緒だと思いますけど。毎回癒されてる。なんでこんなに飽きひんのやろなっていうのが不思議で。
ちょっと離れたところから見ていて、触って欲しいんかなって思うと触らせてくれない。わかってるんですけどね、近寄ってしまいますよね〜。猫の力だと思います。
ほんまはあと2匹飼おうかって話をしていて、5匹くらいに家族を増やしたいって思っています。だから、これからも猫たちに癒してもらいます。
中川・剛(なかがわ・つよし)
大阪府守口市出身。弟・礼二と1992年にお笑いコンビ「中川家」を結成。2001年「M-1グランプリ」初代チャンピオン。劇場はもちろん、テレビやラジオなどバラエティ番組を中心に活躍している。
スタッフクレジット:
photo:Nobuko Baba(SIGNO)
edit&text:Makoto Tozuka
Produced by MCS(Magazine House Creative Studio)