【冬の花火大会、商店街の思い…】
私がまだスーパーの社長だった頃、ずっと地元の商工会で役員(副会長+商業部長)を務めて(やらされて)いた(^^;
それなりに予算もある大都市の商工会議所ではない「田舎の商工会」、止めるに止められない「花火大会」が時期をずらして先月行われた。
商工会役員、それも正副会長などは比較的大きな会社の社長であることが多い。そこで商工会の職員と連れ立って「花火大会」の寄付金集めに町内企業を回って頭を下げる。
自分で◯◯万円も寄付した上に、1,000円単位の寄付金をお願いするのはおかしな話である。私はずっとそう思っていた。普通なら汗をかかない人が金を出すものだ。
当時を思い出す…。
私「すいません社長さん、今年も花火大会の時期になりました。例年通り寄付をお願いします🙏🏻」
タコ社長「そんなもん寄付したって売上げが増える訳でもないし、もう止めたらどうだ」
私「まあそんなこと言わずに頼みますよ🙏🏻」
タコ「仕方ねえな、ホレ2,000円!特等席用意しとけよ」
✅2,000円貰うのにこの騒ぎである(><)
商工会の理事になっても特段のメリットは無い。会員も「加入したって何にもしてくれない」と文句が多い。商工会で景気がいいのは職員だけだ!と揶揄する人もいる(^^;
🌅さて花火大会当日、商工会の役員は朝から現場に入り、テントを張ったり露店のチェックをする。招待状を出した(こんな時しか来ない)議員さん達の接待もある。人が集まる場所は決して見逃さない人達🐴🦌
🎤イベントがスタートしても、打ち上げまで来賓の挨拶がダラダラと続く。
「早くしろ〜💢」お客さんの声も理解できる。そしてようやく花火が上がった!
🎇ドンドン💥パチパチ💥ザーッ💥ドッカーン💥サラサラサラ〜✨👏🏻👏🏻👏🏻
MC 『🎵ただいまの曲は「ゲスの極み乙女」でした』
👴🏻「なにがゲスだ💢」
MC 「🎵フィナーレは『セカイノオワリ』で〜す!」
👴🏻 「せっかくのお祭りなのに『世界の終わり』とはどういうことだ💢
縁起でもない!」
✔︎えっ、もう終わり?ショボ!映えないし。
✔︎これじゃ隣町の花火の方がずっといいわ!
✔︎こんなんだから町が栄えないのよねぇ💦
こうして来場したお客さんが、町内の商店街で買い物をすることもなく帰っていく、毎年。
翌日は早朝から、商工会の職員と役員で会場のゴミ拾いをする💧
💡これが田舎の花火大会の実態である。
・お金を取れば人は来ない。
・無料でも文句が出る。
・「もう止めよう」なんて誰も言わない。
こんな犠牲の上に『ふるさとの思い出』が作られていることを子供たちは知らない…。
私はへそ曲がり、花火に罪は無い。
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【私はこんな人間です】