【いきなりステーキの値上げに想う…】
『分厚いステーキをレアで好きなだけ!』
なんと魅惑的なキャッチフレーズだっことだろう。田舎暮らしの私でも「一度行ってみたい」と思ったが、牛肉より馬肉の消費が高い我が故郷に出店したのは、それからずっと後になってからだった。
(偏見だが)田舎で「いきなりステーキ』でランチを食らう人はそんなには居ない。ステーキはあくまで「ご馳走」なのである。よって店舗がテナントで入る郊外のショッピングモールには、そんなお祝い顔の家族連れが列をなしていた。
そんなご馳走であるステーキを安価で届けていた「いきなりステーキ」、急激な出店や円安による原価高騰により苦戦を強いられ、(やっぱりステーキや◯◯ステーキも参戦して)今ではすっかり息を潜めている。寂しい限りである。
私の会社も経営危機からの破綻の道を辿った。そのせいかも知れないが、「◯◯が危ない」とか「◯◯が閉店」などのニュースを見ると、どうしても店側の立場でものを考えてしまう。
👤「そもそもあんな硬い肉は食えない(><)」
👥「あれならロピアで買って食べた方が安く済む」
👤「目の前でカットしてくれないなら、他の店でOK!」
👥「肉マイレージの改悪は常連客を軽視している💢」
☝️「いきなりステーキ」に浴びせられるこれらの声を見るたび、「チッ、好き放題言いやがって!店の身にもなれよ!」と一人で勝手に擁護していた。
記事の様に、気軽に食べていたメニューが「いきなり」400円も値上げしたらそりゃ驚くし、仕方ないとは言っても、差額で牛丼が食えるとなれば、その頻度は減るだろう。
👤「そもそもこの10年の価格が安すぎた!」って?
そりゃ専門家の言うセリフじゃないですよ。
みんな大好き(だった)「いきなりステーキ」は今、社長も交代し、グループの「ペッパーランチ」も売却して生き残りに賭けている。
経済誌は落ち目の会社には容赦ない。さも「こうなることは分かっていた」と言わんばかりに潰しにかかる。「いきなり◯◯」にならない様に祈るばかりだ🙏🏻
赤字が続いてリスケをお願いしている何年間か、東京や埼玉の銀行の本社でコッテリ絞られた後、毎たび自分へのご褒美で食べた安いステーキ…。
👤嫌な一日だけど頑張って乗り切ろう。その後はご褒美が待っている!(固くて安いワイルドステーキだけどw)
☝️それが私の「いきなりステーキ」なのである。
値上げしたって行きますよ(^_−)−☆
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