【後継者の育て方〜事業承継セミナー】
親が事業を営み(そこそこ)成功している場合、ましてや親子何代にも渡る歴史があれば、そのご子息を後継者にして引き継いでいく、これが事業承継(しょうけい)と呼ばれるものだ。
「何処の馬の骨かわからない者」より、「出所がわかっている馬の骨」の方がまだマシ、と揶揄する声もあるw。そしてこれは特段悪いことではない。
日本には直系の長男、または次男三男、いなければ娘や娘婿(むこ)がそれを繋いでいく「習わし」がある。親は自分の子を後継者に決めた時、早くから経営者や事業家として、それに相応しい『帝王学』を授けていく。
しかし(幸運にも)そんな親を持った子が、成功を保証される訳ではなく、時には「親の七光り」と厳しい目で見られることは多い。それゆえ人一倍努力してこそ周りが初めて評価し、自分も親を超えていくことができるものだ。
経営者はもちろんのこと、スポーツ選手・芸能界・政治家の世界も「二代目・三代目」の苦労は尽きない。
私も会社を経営していたが、2人の娘はそれぞれが我が家の「スーパー経営」に興味が無かった。そのため跡を取らせることは鼻から選択肢になく、自分の代で家業が終わってもいいと思っていた。
もし私に息子がいたなら、(右へ習えで)きっと自分の跡を取らせていたと思う。実力はともかく若くして役員にもしていたはずだ。(世間の親がそうであるように)
👤結果私は100年以上続いていた家業を潰してしまった。
☝️もし私に息子がいて跡を取っていたなら、会社の借入金の連帯保証人にさせていたかも知れないし、倒産の余波で家族に取り返しのつかない迷惑をかけていたはずである。100%そう思う。
おかげさまで2人の娘は、会社経営になんの関係もなかったため、今でも自分の選んだ人生を自由に歩んでいる。
「ご先祖様はこうなることを知っていて、自分に息子を授けなかったんだな…」今さらながら痛感する(^^;
さて、岸田家のおぼっちゃま。何があっても親は跡を取らせると決めているようだ。まだお若いからいろいろミスやポカもあって当然。どこの跡取りもそんなものだ、若い芽を摘んではいけない。
既に謹慎期間?を終えて親の「秘書」に返り咲いたとのこと。別に世間ではよくある話だ。転んだ子供をそのたびに起こしてやる親は多い。どんな子でも親は可愛いものだから。
☝️一人前の後継者になるまで、その責任を負うのは「親」である。自分が年を取り、代が変わってからでは時すでに遅し。古いと言われたらそれまでだが、「雑巾掛け」をさせることも意味はあるのだ。
どこぞの中古車販売会社のご子息を思い出してしまった。
民間企業ならどうなろうと構わないのだけど…(^^;
#政治家も事業承継
#アメリカにも連れて行ったのだろうか