節分が2月2日になる理由を説明できるとステキ。
2025年の節分は2月2日！その理由を知っていますか？
みなさん、今年の節分がいつかご存じですか？例年の節分は2月3日と思っている方も多いかもしれませんが、2025年の節分は「2月2日」です！これはちょっと珍しいことなんです。でも、どうしてそんなことが起きるのでしょうか？
今回は、節分が「2月2日」になる理由や、その背後にあるカレンダーと地球の動きの秘密をできるだけわかりやすく解説します。思った以上に壮大な話になるかもしれません！
節分ってどうして決まるの？
まず、節分とは何の日でしょうか？実は、節分は「立春の前日」を指します。そして、立春とは、地球が太陽を1周する軌道上で特定の位置を通るタイミングで決まります。
つまり、節分の日付は太陽と地球の動きに基づいて決まる「天文学的な現象」なのです。
地球が太陽を回る時間は「365日ピッタリ」ではない！
カレンダーの1年は365日ですが、実際に地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間は、365日と約6時間です。この「6時間」のズレがあるため、毎年少しずつカレンダーと地球の動きに差が生じていきます。
このズレを調整するために「うるう年」という仕組みがあります。4年に1度、カレンダーに2月29日を追加して、4年間のズレ（6時間×4年＝24時間＝1日）を解消しているのです。
それでもズレが生じる理由
「うるう年で調整しているなら、もうズレないのでは？」と思いますよね。でも、実は地球の公転時間は「365日と6時間」ではなく、365日と約5時間48分46秒と、6時間よりも少し短いのです。
この「12分弱」の差が毎年少しずつ積み重なり、100年で約1日のズレになります。このズレをさらに調整するために、グレゴリオ暦では次のようなルールを加えています：
4で割り切れる年はうるう年にする。
ただし、100で割り切れる年はうるう年にしない。
ただし、400で割り切れる年はうるう年にする。
例えば、2000年は400で割り切れるのでうるう年でしたが、1900年は100で割り切れるだけなのでうるう年ではありませんでした。この細かい調整をすることで、地球の動きとカレンダーのズレを最小限に抑えています。
節分が2月2日になる理由
このように、地球の公転周期とカレンダーの調整の結果、立春のタイミングが少しずつ変動します。2025年は、この影響で立春が例年より早まり「2月3日」となります。そのため、立春の前日である節分も1日前倒しされて「2月2日」となるのです。
2021年にも節分が2月2日になりましたが、それはなんと124年ぶりの出来事でした。2025年も珍しいタイミングですが、今後しばらくは約4年ごとに節分が2月2日になる周期が続きます。
「節分」と「カレンダー」の不思議を楽しもう
節分の日付が動く理由を知ると、私たちのカレンダーが地球の動きと密接に関わっていることに気づきます。地球が太陽の周りを回る時間が完全に365日ではないこと、そしてそれを調整するために人類が長い歴史をかけて工夫してきたことを考えると、カレンダーって本当にすごい仕組みだと思いませんか？
2025年の節分は2月2日。いつもと違うタイミングでの節分を楽しみながら、豆まきや恵方巻きで日本の伝統を味わってみてはいかがでしょうか？
今年の恵方は「西南西やや西」。願い事を込めて、ぜひ恵方巻きを無言で楽しんでくださいね！
あなたの感想や、今年の節分の計画もぜひコメントで教えてください！みんなで節分を楽しみましょう！
おまけ
ちなみに、たまちゃんは、節分のあたりで歌舞伎『三人吉三巴白浪（さんにんきちさともえのしらなみ）』を鑑賞してこようと思っています。
月も朧に白魚の 篝も霞む春の空
冷てえ風も微酔に 心持よくうかうかと
浮かれ烏のただ一羽 塒へ帰る川端で
棹の雫か濡手で粟 思いがけなく手に入る百両
［「御厄払いましょーぉ、厄落し」という厄払いの声］
ほんに今夜は節分か 西の海より川の中
落ちた夜鷹（よたか）は厄落し
豆沢山（まめだくさん）に 一文の
銭と違って金包み、こいつぁ春から縁起がいいわえ
年中行事を学んでいるときに3年ほど、毎年この話を聞いていたので、ついつい思い出してしまうんですよね。