覚悟
話したいエピソードは山盛りあるんですが……。
通称「思い付きハウス」と言ってるくらいなんで、朝令暮改なんてことも大いに考えられます(笑)
そうなると大和ベースの存続を1ミリくらいは心配される方もいると思うので、今回は覚悟のお話。
出会いはいつものルーティンで不動産サイトを見ていて。その中でこの空き家だけが輝いて見えました!
夜だったので翌朝一番に電話したけどその日はダメで、定休日なんかも挟んで、内見できたのは電話から4日後でした。
だけど実は我慢できず、電話した日に"思い付き"でこっそり外観だけ見に行き、一目惚れしました。
#写真と物件情報から場所を割り出すのは得意です
そうして迎えた内見で、2棟を30分ほど掛けて見学した後、テンションの上がった僕は担当の坂井さんと縁側に座って、自分がここでやりたいことを1時間近く熱く語りました。
すると坂井さんが申し訳なさそうに「この物件は建ぺい率オーバーの既存不適格建築物で、ローン審査が通らないから現金一括になります」と話してくださいました。
(※既存不適格建築物は違法建築物とは違い、当時は合法だったけど法令などの改正で違法になった建物のこと。この物件は区画整理で敷地の一部を市が買い取ったために建ぺい率オーバーになってしまった)
そして、もう一組購入を検討されているご家族がいると。
しかもそのご家族は築90年の古民家の方は取り壊してローンを組む考えであると聞かされ、古民家愛が溢れてしまった僕はその場で「買います!」と言っていました。
#これぞ思い付きハウス
だけど預金だけでは到底足りなかったので、コツコツとカスタムしてきた総額500万以上の愛車のハーレーを手放すことしました。
この決断に迷いが無かったのは、お父ちゃんとのこんなエピソードからでした。
焼き場で骨と灰になったお父ちゃんを見て、改めて人間最後はこうなるんだと。
そしてあの世には(物質的なものは)何も持っていけないけど、思い出だけは持っていけるなと。
だからハーレーは1人でしか楽しめないけど、空き家だったらみんなで楽しめてたくさん思い出を作れると思ったんだよね。
ということで大和ベースはずっと続きます、お父ちゃんに報告もしないといけないんで(・ω・)ノ