在家の法　第122号

★「幸福の法則（在家の法）」第122号　 ＜人生と愛９＞

　あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
　愛という魔法の力は体験してみなければ分かりません。子どもが親を慕うのは何故でしょうか。それは親の愛情を感じるからです。恋人が見ず知らずの他人と一緒に今後の人生を共にしていこうと思うのは何故ですか。それは相手を愛しているからです。愛とは結びつける力です。偉大な求心力なのです。結びつける力がないと子孫は残せないです。人類が繁栄するためには子孫は増えていかなければなりませんし、そのためには結びつける力は必要です。

　性欲だけでは子孫は増えません。なぜなら、子供は産んでも育てないと大きくならないからです。野生の動物ならいざ知らず、人間の子どもは親が愛情を込めて育ててやらないと生きていけません。そのためには、愛情無くして人類は繁栄できないのです。そして、愛というものは感じることによりその貴重さが分かるものです。頭で考えても愛の貴重さはなかなか理解できませんが、ひとたびその甘い歓喜の気持ちを経験してしまうと、これ無しの生活がいかに無味乾燥なものであるかが実感できます。

　愛のエネルギーは優しく育むエネルギーです。緑の楽園でリラックスしてるときのようなすがすがしさと雨後の竹の子がアスファルト舗装を突き破って伸びるような力強さを併せ持っています。どこからこんなエネルギーが湧いてきたかと自分でも不思議に思うくらいに力強い自分を感じる事ができるでしょう。人は愛のエネルギーにより何倍も力強くなります。それはお産を終えた母親が強くなるのを見ても分かることと思いますが、愛する対象である子どもが産まれたことで愛のエネルギーがほとばしり出てくるのでしょうね。

　愛というテーマは人類に課せられた永遠の課題でもあります。愛とは奥深い未知の魔法のエネルギーです。これを制するものは宇宙を制します。誇張に聞こえるかも知れませんが、それほどに重要なものであるのです。愛故に人は結びつき、愛故に傷つき、悩みます。愛憎という感情がどれほど人々を衝動的に動かしたことでしょう。良きにつけ、悪しきにつけても、愛を上手に操れるようになると大変有利になるだろうと思います。愛を学ぶことこそ人生の最大のテーマなのです。

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