マガジンのカバー画像

親魏倭王の旅日記

6
私が訪ねた寺社や史跡の紹介。旅の記録であるため、基本的に写真多め、論考は含みません。 メンバーシップ会員様向けですが、一般の方も読める記事を時々用意する予定です。
運営しているクリエイター

#旅行記

2025.1.2 与楽寺・百済寺・秦楽寺

【はじめに】 喪中なので初詣(神社)には行けないが、体調が良くなると出かけたくなるもので、三が日なので道路は混雑しているのを承知の上で少し出かけてきた。 大神神社が実家の近所ではないが割と近くにあるので、目の前の幹線道路(国道169号線)は三輪方面が大混雑である。そこで、とりあえず西へ行くことにした。 【与楽寺】 まずは広陵町広瀬の与楽寺へ。「村のお寺」的な小規模な寺院だが、本尊の弘法大師像が県指定文化財。墨書により施主と作者がわかっている貴重なもの。 また、8世紀に遡る十

2024.12.1 智積院・蓮華王院・養源院

【はじめに】 2024年12月1日、京都国立博物館で開催されていた『法然と極楽浄土』が会期最終日となったので、観覧した。自律神経失調症を悪化させてから運動らしい運動ができていなかったので、その午後は運動のために京都国立博物館の近隣にある智積院・蓮華王院・養源院を拝観した。 【智積院】 智積院は真義真言宗の総本山である紀州根来寺の塔頭で、豊臣秀吉の根来攻めで焼失した後、当時の住職だった玄宥僧正が徳川家康の庇護の元、現在地に再興したもの。現在の寺地は、秀吉が夭折した息子・鶴松の

2023.11.24 西本願寺・東本願寺

【はじめに】 11月24日、会期が最終日になったので、龍谷ミュージアムで開催されていた『眷属』展を観に行ってきた。元々会期ギリギリに滑り込みで観覧するのは好きではないのだが、体調がすぐれず、また個人的な用事をいくつか抱えていたので果たせなかった。京都国立博物館で開催中の『法然と極楽浄土』展も会期終了が迫っていて、できれば一緒に行きたかったのだが、移動手段が徒歩しかなく(京都のバスは混雑しすぎている)、夏に自律神経失調症を悪化させてから運動らしい運動ができておらず、東山まで歩い