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【佐紀古墳群と馬見古墳群の一考察】 大和古墳群、佐紀古墳群、馬見古墳群、古市古墳群、百舌鳥古墳群を畿内5大古墳群という(おもに広瀬和雄先生が使っておられる)。大和古墳群以外は古墳時代中期に盛期があり、同時並行的に造営が進んだようである。古市古墳群、百舌鳥古墳群は大王の墓域、佐紀古墳群は和邇氏、馬見古墳群は葛城氏の墓域とする説が有力だが、佐紀古墳群、馬見古墳群ともに一豪族の墓域とみなすには規模が大きすぎ、かつ交通の要衝に位置しているところから、大王の墓域に準ずるもの、おそらく后