IBANEZ Prestige RG2560買ってみました。
こんにちは、ギタリストのYamatoです。
ここ数年strandberg激推しギタリストだったはずなのに先日IBANEZのRGを買うと言う、私のことを知っている人からしたら「どうした?」となるような買い物をしてしまいました。
今でこそさまざまなハイエンドメーカーが多いギター業界なので、約10年前のハイエンド(予備軍)モデルのPrestigeはなんとなくネームバリュー的に霞んでしまいそうですが、現行のハイエンドギターと全然遜色が無い(というか値段で言ったら現行よりもお得感が凄い)ので、この感動を皆さんに共有しようと思い記事にしてみました。
・なぜIBANEZ RGを買ったのか。
そもそも各所で「strandbergは軽くてええやで〜」とか「endurネックの形こそ最強」とか「IBANEZならリバースヘッドのSやな」などと抜かしておりましたので、「どうしてそれ買ったの?」って疑問に対するお答えですが
①SSHレイアウト
②24F仕様
③フロイド系ブリッジ
この3点だけに絞っても存在自体を確認するのもなかなか珍しい仕様(探せばあるんでしょうがメジャーなメーカーでのお話)なので、このモデルがちょうどいいんですよ。
なぜならば日々のレッスンはハムで歪んだギターがメインとはいえ、時折シングルをクランチトーンで鳴らすような曲のレッスンもあったりして、コイルタップやパラレルだとどうしてもイマイチだったりしたので『万能ギター欲しい』って事で上記のスペックが欲しかったのですよ。
strandbergにもSSHレイアウトの6弦TRモデルはあるんですけど、あのトレモロユニットの当たり外れのハズレを引いた人間としては、あの値段でまたハズレ引いたらブチギレ待ったなしなので候補外w
基本的にstrandbergの動的パーツの耐久性や精密性はまだまだ改良の余地しか無いと、この数年じっくり使用してきたが故に感じてしまったので、そこら辺もIBANEZになった理由の一つです。
重量・ネック形状・マルチスケールはぶっちぎりで優勝してるんですけど、マイナス面が結構な不具合なのでstrandbergはノントレ仕様ならまだお勧めはできます(それでもアジア工場で20万超えるのはどうかと…w)
そして24Fは「丸一日レッスンで埋まっている」なんてことも少ないので、個人的に練習をする時は24Fまでないと落ち着かないのでw
フロイド系ブリッジもノントレ仕様のギターを使う事がほぼ無く、アーミングするしないは置いといて、メンテとかブリッジミュートの感じからトレモロブリッジ(更にロックできるフロイド系)がベターチョイスでした。
・スペック
Neck Type :5pc Wizard HP Maple/Walnut Prestige neck
Body :Ash body
Fingerboard :Rosewood fingerboard
Bridge :Edge-Zero Tremolo bridge
Neck PU :DiMarzio IBZ-S
Middle PU :DiMarzio IBZ-S
Bridge PU :DiMarzio IBZ-B
Hardware :Cosmo Black
※フロントPUをseymoure duncan SHR-1n,リアPUを同TB-14に変更。(センターもフラットポールピースorブレードタイプのダンカン製シングルに変えたいw)
・動画でサウンドチェック
フロントのシングル感漂うハムサウンドを今後どうするかが悩ましい所です。
これはシングルハムにしないでシンプルSSHにして、他の竿をHSHにして使い分けるのがベターかな?などと…w
・買ってよかった点
サラッとトレモロブリッジについても書きましたが、基本的にはアーミングしない人間なんですが「ストレスのないブリッジならアーミングしたい」というスタンス()なので、IBANEZ自社ブリッジでざっくりフロイド系ブリッジなので操作性も精度も安定していて使いやすいです。
昔フロイドブリッジギターユーザーだった頃は、キャップで留める方式のアームバーを好んでいましたが、IBANEZやGOTOHのようなイモネジで留める方式のアームバーの方が、ガタツキや操作に対しての反応速度が良いのでご満悦ですw
それとネックジョイントはボルトオンですが、IBANEZのヒールカット(Super All Access Neck Joint?)と19Fジョイント(大体は17Fジョイント)なので、24Fのアクセスが良好でとても良いので好きです()。
ちょっと前に某コータさんのJカスRGを触る機会があって、その時は「ネックうっすいw弾きにっくいwww」とか思ってましたが、慣れれば問題なさげですがendurの方がやはり…いやしかしこれもIBANEZメリットの一つでは???
あとハイエンド枠モデルなので、生音も普通に鳴ってます。
これに関して私は生音はどうでもいい派なので、ネック形状同様あまり恩恵を受けていないですが、「あ、ギターってこんな感じだよね」って再認識した次第ですw
※「生音はどうでもいい」と書きましたが、本当にどうでもいいわけではなく、エレキギターは他の要素でカバー出来たり、最終的な出音の好みの問題なので悪しからず。
・ちょっと失敗したかな?と思った点。
なんだかんだ勢いで買ったのもあり、及第点てきな問題もいくつかあったのでその辺りも皆さんと共有していきたいと思います。
まずはフロントシングルが実際あまり好きじゃなかった、という完全に2Hギターに慣れ親しんだ人間あるあるですw
一応シングルサイズハムにしたり、EQでなんとか頑張ったのですが、まだ個人的に正解の音には辿り着いていないので、好みや慣れの問題ですがまずはコレですw
※逆にセンターシングルの音は全く興味なかったのに、案外苦労せず好みの音が出せたので、今後はHSHレイアウトのギターを買う可能性が…()
続いては全弦ロングスケールという、普通ギターなら当たり前のスペックなんですが、マルチスケール慣れした私はテンション感やハイフレのピッチ感がちょっと気持ち悪く感じました。
これも慣れのせいだとは思いますが、意外とマルチスケールって効果あったんだなーと思うことも出来たのでそこまでネガティブな問題では無いです。
※早くトゥルーテンパラメントフレットのギターを買ってみたいです()
そしてこれは中古だから仕方がないのですが、フレットが変摩耗してオクターブピッチが怪しかったので、すり合わせまではいかないものの、ミニリューターの羊毛アタッチメントで磨いたらある程度改善しました。
が、メンテ面と音響面で今後ステンレスフレットに打ち替えを考えているので、その工賃はこのギター自体で稼ぎたい所ですw
トレモロブリッジも操作性と安定性が高いのですが、ゼロポイントシステムの性質上スプリングの交換や張り方の変更が出来ないので、いろんなゲージでいろんなチューニングをするには向いていないだろうなぁ?ってのもややマイナス(基本レギュラー運用しかしないので今回はセーフ)。
あとハイエンド系あるあるだと思うんですけど、『純正ケースがハードケースのみ』と言うのは公共交通機関ギタリストからしたらえらい迷惑でして、超頑丈スポンジバッグのが良かったなぁ〜なんて思います。
そして失敗したフロントシングルですが、当初は『PG仕様だし最悪HSHのPG買って載せ替えたらええやん?』て思っていたのですが、そこは流石のメイドインジャパンクオリティで【弁当箱ザグリはせず、しっかりSSHレイアウトの最小限ザグリ】だったのでコレも生音から拘る派の方にはマストな工法ですが、私は色々いじって実験するのが好きなのでうーん…?w
・で結局買ってよかった?失敗した?
好きな点とまだまだ改良したい点が混在してますが、買った値段が8万以下の中古(相場からしてもだいぶ安いと思う)なので、購入してよかったです。
状態にもよりますが、このRG2560が中古市場で8万以下で流れてきたら買っても損はないと思うので、同じように24F/SSHのギターをお探しの方はぜひ中古市場流浪の旅をおこなってみてください!w
それと今回の購入で『6弦なら普通のギターでもまだ弾ける』事がわかったので、6弦ギターなら購入の選択肢が増えたのはうれしい悲鳴で、去年か一昨年のスポットモデル/RGR5220Mが、リバースヘッド&メイプル指板だから物欲メーターが溜まってますが、購入資金は一向に貯まりませんw
蛇足ですが最近のPrestigeは高かったり、7弦サイズになるとstrandbergが圧勝する(そもそもstrandbergは多弦前提のメーカー)のですが、現行品ならRGDR4327-NTFが気になってます…w
更に蛇足でちょっと話題に挙がったHSHレイアウトの候補でS1070PBZってモデルも発売当初から気になっています(これでリバースヘッドなら最強なんですが…)
※リンク先は品切れですがnoteのAmazon縛りプレイにつき品切れを貼りましたw
そんなこんなで、今後ギターを買う人で「IBANEZのPrestigeってどない?」と聞かれたら『値段と使用目的によってはあり』的なオススメするくらい買って満足をしてます。
結構IBANEZって数年でマイナーチェンジをしているので、完全に欲しいスペックが出るまでガン待ちするのもありですが、モデルチェンジの速さから中古(特に個人売買)だと超絶お買い得品が出回ることも多いので、新モデル情報と中古市場調査はしておいて損は無いかと思います。
あと最後となりましたが、IBANEZの嫌いな点ですが
モデル名の数字が覚えられなくて廃版になった後に調べにくい!!
これだけはどんなにIBANEZが好きなユーザーでも抱えている最大のデメリットだと思いますw
※個人的にダイレクトマウントだとPUザグリが三角形状で、ダンカン製PUが無加工だと乗せれないのも萎え案件ですw
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記事内でも書いてますが、このギターの改造代をこのギターで稼ぎたいので、ギターレッスンのお申し込みを絶賛お待ちしております!
それと「こいつのレッスンだと不安だな…」とお考えの方は、小林信一さんが運営しているONLINE MUSIC DOJO内で、私も所属している全国ONLINE GUITAR LESSONには様々な先生がいらっしゃるので、気になる先生を探してみるのも良いかと思います。
2020年10月から、Twitterにてフレーズリレーという企画が開催されたので、「#MusicDOJO #ギター講師リレー #StayGuitarHome 」で検索していただけると各先生の特色が分かるかと思いますので、ぜひ一度検索してみて下さい!
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