Chapter1 ゲーム作ってみるか。
これといったきっかけがあったわけじゃない。
あるとすれば、そうだなぁ・・・
部屋でダラダラしていると、たまたまある小説の表紙にいた『椎名ましろ』という女性と目があったから、とか?
早めに白状しておく。
僕は恋愛アニメが大好物だ。
とはいえオタクを自称できるほどの熱はないので、あまりディープな話題は期待しないでほしい。
話を戻すと、要するにその小説にはゲーム制作という要素がふんだんに含まれており、またそれが青春や恋愛という思春期心をくすぐるワードと結び付けられているものだから、当時の僕はそれはもう憧れたわけだ。
そして約十年が経った・・・
中学、高校と僕の学校生活はバラ色でも灰色でもなく、特にそういった色のフィルターが掛かっていた覚えはない。
普通だ普通。
恋愛とは正直無縁だったが、青春はそれなりにしたつもりだ。
恋愛はしようとしなかっただけだし・・・
とにかく、僕は良くも悪くも普通の学生だった。
授業2分前には着席し、前日に片づけた課題を忘れず提出し、どんな科目でも5段階中4以上の成績を修める。そんな、周りの同級生からは真面目と言われるが、ただ言われたことをきちんとやっているだけの、学校が求めるお手本みたいな生徒だった。
実際、卒業式の前日の表彰式で、周りの友達が部活動や、デザインコンペの表彰を受ける中、僕は『模範生徒』として表彰を受けた。
それはそれで名誉なことなのかもしれないが・・・いや、そうでもないか。
模範生徒=言われたことをそつなくこなす=社会にとって使いやすい駒
ああ、たぶんそういうことだ。
とまあ、そんなことも考えつつ久しぶりにそのライトノベルを読んでみると、自然と手が動き出してついさっき文字数カウンターが700を超えたところだ。
そんなこんなで、これからゲーム制作を行っていくことが僕の中で決定したわけだが、一つ問題がある。
ゲームってどうやって作るんだ???
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