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Chapter2 スクラッチとの邂逅


 俺の名前は濱田嵩翔。歳は19。でも、早生まれだから同級生は二十歳だったりする。

 ひょんなことからゲーム開発をすることになった俺は、その日から頭を抱えて生活するようになった。

 理由は簡単。

どうやって作んだよお"お"お"お"!?!?! 


 簡単に「ゲーム作ってみるか。」とか言うんじゃなかった。よく考えたら、いや、よく考えなくても今の俺にゲーム制作のノウハウが微塵もないことなんてわかり切ってたはずだ。

 まあイラストは何とかなるとしよう、一応高校は美術校だったし。

 サウンドは最悪無くてもても成立させることはできる。

 ただ問題は・・・

どう考えてもプログラミングだろう。


 さすがにプログラムのないものをゲームと呼ぶのには無理がある。

もうそれGIFやん。


 となると、俺はこれからプログラミングについて学ぶ必要があるということだ。

 早速ネットサーフィンを始めた。

 検索バーにはとりあえず一単語『プログラミング』とだけ打ち込んだ。こうすれば予測候補が俺を導いてくれるはず・・・

 案の定『プログラム 独学』というような期待していたような文言がいくつか出てきた。

そして、この時始めて俺は『スクラッチ』と出会うことになる・・・


 プログラミング言語学習環境:Scratchを使ってみる


今回使う『Scratch』は、複雑な文字の記述を必要としないうえ、実際に自分でゲームを作って遊んだり、他の人に遊んでもらったりできるような、初心者でも楽しみながらプログラミングを学ぶことが出来るというツールだ。

プログラミングと聞くと、わけのわからない暗号みたいな文字の羅列を延々と記述していくというようなイメージがあり、独学で始めるには少々ハードルが高い気がしていたのだが、これなら気軽に始められそうだ。


早速、サイトにアクセスしてみる・・・


開くと最初に出てくるのがこのページ。

ここではプログラミングの入門ということで、簡単なシューティングゲームの作り方などが、各要素ごとに分けて載せられており、実際の動作画面とそのプログラミングを見比べることが出来る。

また、このサイトの面白い要素として、サイト内にある他の人のゲームのプログラミングを覗き見することが出来るため、すでにあるプロジェクトをリミックスすることも可能である。

なるほど、それが『Scratch』という名の由来か。

リミックスもそのうちやるとして、まずは自分で何かしら作ってみることにする。

このページの左上にある『作る』というところを押す。

すると早速何か作れそうな画面が出てきた。

真ん中の白い画面がプログラムを作る画面、黄色い猫がいる場所が実行結果を確認できる画面となっている。


早速プログラムを組んでみる。

このように画面左端にずらっと並んでいる命令文はをドラックして、真ん中の画面に持ってくることが出来る。

本来であれば英数字の羅列でコードを記述していく必要があるところ、テンプレートとして用意されたこれらを組み合わせていくだけで、例えば黄色い猫を歩かせたりすることが出来るわけである。

とりあえず歩かせてみた


↓↓↓↓↓↓↓↓↓今回作ったプログラミングがこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓

1. 緑の旗を押すとプログラムがスタート

2. まずx軸の値を-220で画面左端まで猫を移動させる

3. 猫を前方に5歩進ませる

4. 0.1秒動きを止める

5. コスチュームの切り替えで猫の姿勢を変える

6. 姿勢の変わった状態でまた5歩進ませる

7. コスチュームの切り替えで姿勢を元に戻す

8. そのタイミングで『ニャー』という既存の音声を鳴らす

9. 3~8を永遠に繰り返すという命令ではさむ


↓↓↓↓↓↓↓↓そしたらこうなる↓↓↓↓↓↓↓↓


さすが言語学習環境というだけある。これならコードが書けなくてもお手軽にゲームが作れる。(コードは書けるようになるべきだが)

でもまあ、とりあえずプログラミング言語を理解できるようになるまでの間は、しばらくこのサイトを利用しようと思った次第である。

次回は、この『Scratch』を使って、実際に軽く遊べるくらいのゲームを作ってみようと思う。(本当はもう作り出しているが・・・)

ということで、今回はここまで。

ご閲覧ありがとうございました。


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