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同僚だけど、時には傾聴も必要

特別養護老人ホーム(特養)、短気入所生活介護(ショートステイ)介護老人保健施設(老健)通所介護(デイサービス)通所リハビリ(デイケア)等の複合施設では専従ドライバーがいる事が多いです。
 

1.介護ドライバーあるある

しかし、割と【介護業界あるある】ですがドライバーさん達同士はそれぞれの車で別々に行動している為か、結構ギスギスした関係性を持っている事が多いです。
 
私が勤めていた施設でも、5、6人の専従ドライバーさんがいましたが、車の中ではそれぞれが、個々のドライバーさん達の事を言いたい放題です。
 
◆『○○さんは運転粗いからなー』
◆『〇さんはいつになっても、道を覚えないねー』
◆『▽さんは横暴な男だから気をつけな』
◆『送迎時間ってもんがあるからね、〇✖さんは時間配分出来ない男だよなー』

自己顕示欲みたいのも凄かったです。

◆『俺は、講演会で、いつもそうやって教えてるよ』
◆『交通状況を考えて、色んな道をその場で判断しているんだ』
 
等等(笑)講演会って??
介護士の仕事に口を出す事も往々にしてありました。
 
全く、好き勝手言うのは良いですが、孫がいる程の良い年の男達が他人の事を影で、あーだこーだとみっともないっと言ったらありやしません(笑)
 
どこの世界でも職場の人間関係は色々とあります。介護、医療などでは介護士や看護師などが色々と同職種や職種を超えて、日々戦闘態勢に入っているような事業所も多いと思います。
 
 ではこのセカンドライフとも言える、介護施設のお爺ちゃんドライバー達はなぜ、不仲が多いのでしょうか。

2.いくつになっても自分を認めて欲しい

それぞれの経験から、それぞれの思いが大先輩達にはあるのかもしれませんが、自分の存在意義、存在感を我々介護士に出していきたかったのは間違いないでしょう。

大体が介護士達の大先輩の年齢であり、職業人としても色々経験している人が多いです。そんな中で同僚ドライバーとも言える人達も同じようにセカンドライフの人達ばかりです。
 
それぞれのプライドや考え方が構築された中で、基本的に車を与えられて単体で動いているので、同僚の悪口を言いたくもなるんです。
 
勿論言わない人は言いませんが、利用者を送って、二人きりにでもなれば、もの凄い割合で介護士に愚痴ってきます(笑)
 
単体で動いているので、誰かと話したい気持ちも強いのでしょうが、それが同僚の悪口や愚痴になってしまうのは残念ですね。

3.私が思った2つのすべき事

良い年のお爺ちゃん達が、悪口や愚痴を言い合って介護士の笑いものになるだけです。
 
実際、 
『〇さんまた、✖さんの悪口ばっかり言ってたけど、✖さんもだから仕方ないね』
 なんて、話題のタネにはなっておりました。
 
ここで私が思う事は、2つあります。
 
◎1つは、セカンドライフのお爺ちゃん達のプライドや、自己顕示欲等どうでも良いと言う事です。放っておくのみです。
 
◎もう1つは、大先輩方であろうと、ルールや細部までの組織化をしっかりする事です。リーダーを決めて、時々会議をしているくらいでは上手く回りません。
 
時々介護士含め、施設側やがフィードバックしたり、報告書を出させたり、忖度なしで指示して欲しいと思います。

4.存在意義、存在感を認める

人は誰でも認められたいと言われております。フロイトの唱えるマズロー5段階説に承認欲求があります。
 
 上でお伝えしたように、職業人として色々な経験をしており、自分より若い介護士達に少しは物を言いたい。
 
しかも同僚も同じような経験豊かな方々です。それぞれの車が与えられて、オフレコに色々言いたくなるのでしょう。
 
あくまでドライバーですから、介護の仕事の詳細までわかりません。そうなると余計、何とかして自分の存在意義をアピールしたいものです。
 
極力介護士と仲良くなり、ついでに同僚の悪口でも言って優位性もアピールしたいかもしれません。
 
人生経験のある大先輩方の話は参考になります。色々面倒ですが、まずは功績含め、色々認める事からたわいもない問題が解決に導く気がします。




 

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