"観察力"を身に着けたい大学生が飲食店ではたらくべき理由
どうも、こんにちは!やましゅんです。
今回は『観察の練習』という本を読んで、飲食店で働いていると観察する機会って無限にあるなーと思い、この記事を書きはじめました。
この本は、『単位展』のコンセプトリサーチ、『アスリート展』の展示ディレクターを担当していた管俊一さんが日常の生活の中からいろんな疑問や発見をした瞬間の写真とテキストで紹介していくものです。
『観察の練習』を読むと、「なんとなく気になっていたこと」をきちんと把握しておくことで、新たな問いを見つけられる可能性があるということが伝わってきます。
飲食店は、『観察』を練習するには、絶好の場所。
そして、飲食店の中にはこういった発見がたくさんあります。「なんで、この場所に、これがあるんだろう?」「なんで、この仕事をするんだろう?」と、考え続けることでお店を改善するヒントを見つけられるのです。
いいサービスは、『観察』から生まれる
僕自身はこれまで、スープ屋、レストラン、ラム肉専門店と飲食業界で3年半渡り歩いてきました。ひと口に飲食店といっても、それぞれの業態によって中身はもちろん客層からサービスの仕方までほぼ全部変わってきます。
しかし、どのお店でもいいサービスをしている人というのは、観察力がすごいんです!お客さまの先回りをしているということです。その先回りをするために、『観察』が必要不可欠です。
たとえば、「このお客さまは左利きだからいつもと逆の位置にお皿とかを置いたほうがいいな。」など観察し、小さな違和感を見つけることで、はじめてそのお客さまにとっていいサービスができるのです。
頭もカラダもフル回転!
飲食店で働くと、観察力・想像力・対応力をする習慣、この3つの力が特に鍛えられます。
実は飲食店の中の人たちは、カラダはもちろんのこと、頭もフル回転させています。
・他のスタッフの仕事ぶり、流れ、完成度はどんな感じか?
・お客さまの反応はどうか?
などなどを観察し、次はどうすればいいのかを常に考えながら、じぶんにも他のスタッフにも指示を出す。頭とカラダの両方をしっかりと使わないとお客さま、スタッフ全員が満足する運営ができないのです。
毎日、観察→想像→対応のサイクルを各お客さまごとに回しているので、意識さえしていれば、圧倒的にその回数が多いです。このプロセスを繰り返すことで、対応力・発想力を磨いていき、お店を、チームを、じぶんをレベルアップできます。
ということで、"観察力"を身に着けたいと思っている大学生のみなさん、飲食店で働くことをおすすめします!