SteamDeckで非Steamゲームをプレイする!【DLSite】【BOOTH】【フリーゲーム】
2024/11/3動画版作りました
SteamDeckを買いました
私事ですが、SteamDeckを購入しました。
かなり高い買い物でしたが、Steamの積みゲーが増えすぎていることと、Unityでゲーム制作している際の気分転換や待ち時間用にと思って買いました。
ゲーム制作しているときは他のプログラムをあまり起動しないほうがいいですしね。速度が遅くなるので。
SteamDeckの使用感
当然ですが、Steamのゲームは快適にできます。
スリープもボタン一つでできるのでいいです。
ただし、クッソ重いです。普通に凶器になります。
試しに東方虹龍洞をやってみましたが、EXTRAステージのボスにつく頃には手がしんどくて、画面内の早苗さんより画面外の自分が瀕死になってました。
その後にSwitchを持つと軽くて感動しました。
電池の持ちも悪いので、外に持っていくとしたら、短すぎず長すぎない移動(飛行機とか)かホテルの中くらいでしかプレイはできなさそうです。
SteamDeckで非Steamゲームをプレイしたい
しかしSteam以外にも、DLSiteやBOOTHのゲームも積みゲーが結構あります。
さらにRPGツクール製のフリーゲーム等も遊べたらいいなあと思い今回調べました。
結果としては導入はできましたが、かなり手こずって一度諦めかけたので、方法を共有していきたいと思います。
非Steamゲームをプレイするための手順
・参考にさせていただいた記事
まず今回参考にさせていただいた記事は以下の2つです。
この記事はあくまでこの2つの記事の補足になります。
初回設定1.Protonを導入する
以下の記事の「Proton GEの導入」を参照してください。
初回設定2.日本語ロケールする
以下の記事の「Linuxを日本語ロケールにする」を参照してください。この作業を行わないと起動しないゲームや起動してもゲーム内の文字が文字化けするゲームがあります。
初回設定3.「LANG=ja_JP.UTF-8 %command%」を用意する
設定というほどでもないですが、非Steamゲームは設定の起動オプションに「LANG=ja_JP.UTF-8 %command%」と打ち込まないと正確に動かないことが多いようです。
これをSteamDeck上で打ち込むのは面倒くさいので、ファイル名が「LANG=ja_JP.UTF-8 %command%」のテキストファイル等を作成し、SteamDeckのストレージ上に置いておくことをおすすめします。
リネーム→コピー→貼り付けで楽々です。
手順1.プレイしたいゲームのフォルダを用意し、フォルダ階層に日本語があったら修正する
ゲームのexeファイルが入ったフォルダを丸ごとSteamDeckに移動するので、USBメモリ等にフォルダごとコピーしてください。
ただしexeファイルまでのパスに日本語が入っているとエラーになるのでリネームしてください。
exeファイル自体は日本語でも問題ないようでした。
手順2.USBメモリ等でSteamDeckにゲームのファイルを移動する
SteamDeckには起動した直後のゲーミングモードと通常のPCと同じように使用できるデスクトップがあります。
ゲーミングモードからデスクトップに切り替えるには
Steamボタンを押す→「電源」→「デスクトップに切り替え」
です。これ以降はデスクトップモードで行います。
なおデスクトップからゲーミングモードに切り替えるにはデスクトップ上の「Return to Gaming Mode」をダブルタップあるいはマウスカーソルを合わせてR2を押してください。
Windowsで言うエクスプローラーに当たる「Dolphin」がありますので、USBメモリ等でフォルダごとSteamDeckのストレージに移動します(自分の場合はDocumentフォルダに移動)。
自分が始めに詰まったのがここでした。
microSDにゲームフォルダを入れて、SteamDeckのmicroSDカードスロットに入れれば勝手に認識するのかと思っていました。
手順3.Steamに非Steamゲームを登録する
以下の記事の「Steamにゲームを登録」を参照してください。
記事中にもありますが、デスクトップからゲーミングモードに戻らずにSteamを起動し、登録してください。
また補足ですが、互換性ツールの登録方法は以下の通りです。
ライブラリから登録した非Steamゲームを選択→歯車アイコンを選択→「プロパティ」を選択→「互換性」を選択→「特定のSteam Play互換ツールの仕様を強制する」にチェック→「GE-Proton」を選択
また起動オプションも登録します。
ライブラリから登録した非Steamゲームを選択→歯車アイコンを選択→「プロパティ」を選択→「ショートカット」を選択→「起動オプション」に「LANG=ja_JP.UTF-8 %command%」と入力する(貼り付けがおススメ)。
これで大抵のゲームは遊ぶことができます。
なお大抵のゲームはゲーミングモードでプレイするとウィンドウをいい感じに画面いっぱいに広げてくれます。
追加手順.RPGツクールVX Ace製ゲームをプレイする
以下の記事の「ツクールゲーのGame.iniから「RTP=RPGVXAce」の行を削除する」を参照してください。
なお、ランタイムパッケージは以下のサイトでダウンロード可能です。
補足ですが、記事中にランタイムのフォルダと書かれているのは、インストーラーを起動して、Cドライブ等に作成されるフォルダです(以下の画像を参照)。
そして、Game.exeファイルが入っている階層にRPGVXAceフォルダの中身をコピーしてください。RPGVXAceフォルダを入れても動きません。
フォルダを移動するとき、Audioフォルダ内にBGMフォルダが同名で存在しますが、そのまま統合してください。
また記事中で「「RTP=RPGVXAce」の行を削除する」と書かれているのは上の画像で選択されているGame.iniファイルです。SteamDeck上で行を削除することも可能ですが、PC上で削除したほうが楽でしょう。
もしゲームを起動したときに「vl gothicフォントが見つかりません」と表示されてエラーになった場合は、ランタイムフォルダ内のFontsフォルダにある「VL-Gothic-Regular.ttf」をクリックし、SteamDeckに当該フォントをインストールしてください。
参考・今回SteamDeckに登録した非Steamゲーム(一部)
東方紅魔郷
なお東方紅魔郷をWindows10、11でプレイする場合には以下の記事を参照してください。
ざくざくアクターズ(RPGツクールVX Ace製)
ゆっくりまりちゃのだいっぼうけんっ(自作ゲーム・Unity製)
自作のゲームがSteamDeckでプレイ出来て、地味にうれしいです!
おススメのコントローラ設定
主にマウスを使用するゲーム(アドベンチャーゲームなど)
→キーボード(WASD)とマウス
コントローラーを使用するゲーム(アクション、シューティング等)
→ゲームパッド
ただし左右トリガーが無反応なので(原因究明中)、L2ボタンやR2ボタンを使いたい場合は左右バンパーを割り当てたほうがいいかもしれないです。
よいSteamDeckライフを!
お願い
この記事が参考になったと思った方は、よろしければアプリをインストールしていただけると大変励みになります。