スポーツマンシップを考える。僕も3位で失格となった選手と同じことをする。の話し。
パリ・パラリンピック女子マラソン、このnoteをご覧の方は多くはご存知かと思いますが、各テレビ報道や新聞の多くは、道下選手が3位で銅メダルおめでとう!
ぼくも道下選手の頑張りを見てきたから、頑張ってきたご褒美としての銅メダルで嬉しい限りです!
ただ、伴走者と一緒に走るブラインドランナーとしては、やっぱり複雑な気持ちが本音。
なにが複雑か??
そう、3位の選手の気持ちを考えてしまう。
もし、僕も同じ状況だったら、失格になると分かっていても絶対に同じことをする。
一緒に戦ってくれた仲間が、となりで倒れることを見捨てるよることはできない。
僕にとっては、メダルや勝ち・負けよりも仲間の方が大切。
仲間を見捨て勝ち取ったメダルなんて意味がない。
僕はそういう選手を目指す。
大会後、スペインでは3位の選手へも銅メダルの授与をもとめているみたい。
僕もこの意見には賛成。
もし3位の選手が、抜かれようとして進路妨害などの卑怯なことやズルをしたなら失格で納得がいく。
でもテレビ映像を見る限り、3位の選手はスポーツマンシップとして素晴らしい対応をしていた。と、僕の目には映る。
現状の規則ではたしかに失格。
道下選手が繰り上がりの銅メダルは変わらず。
でも、スポーツマンシップとして素晴らしいことをした3位の選手へもなにかしらのメダル授与などの救済処置はあっていいと思う。
いま一度、スポーツに携わる方達にスポーツマンシップを考えてほしい。
日本語訳が間違っていなければ(Wikipediaでは)
スポーツマンシップは、スポーツを起点とした相手に対する思いやり、ないしは一個人として正しい行い全ての総称である。
そして、一昨年の東京レガシーハーフマラソンでも、最後のゴールのところで他のランナーとの接触をさけるために、道下選手より伴走者がほんの少しですが先にゴールしてしまい失格となってしまったケースもある。
ジャッジする立場としては、感情が入らないようにするための規則かもしれないけれど、今の時代、多くの競技ではビデオ判定をして判断をしている。
だからサッカーのVARや野球のリクエストみたいに、あやしいプレイには現場の状況である程度、ビデオ判定でスポーツマンシップのことを考慮して判定してほしい。
と個人的には思う。
だから、道下選手の銅メダルの報道も嬉しいですが、こういったことを考えてもらうような報道もしてほしい。
そんな思いです。
その他にもクラス分けの問題などもあり、いろいろと不備があるルールだと思いますが、今回、
『もし自分が3位の選手の立場だったら?』
という僕の気持ちのお話しでした。
ではでは、今回も最後までう読んでいただきありがとうございました!
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視覚障害者の悩み解決と夢を叶えるための学び日記。
視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…
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