#19 お骨はみんなどうしてるのかな?
家から徒歩15分くらいの所に、火葬炉と納骨施設を完備したペット霊園があります。
カフェや中華料理店、古本屋さんなどが並ぶ商店街の真ん中にあるんです。駅からも近く、商店街の中にあるということから、お買い物帰りに気軽にお参りに行く方も多いそうです。
ご近所に住む友達のワンちゃんが亡くなった時にそこで火葬して、「感じ良かった」と聞いていたので、うちもそこでお願いしようとなんとなく思っていました。
いざそういうことになってHPを見てみると、火葬方法は3種類ありました。
遺体と共に霊園に行って、火葬中は待合室で待ち、霊園スタッフと共にお骨上げをする「立会火葬」。
家で待っていて、火葬が終わったら、霊園スタッフの方がお骨上げをしてくれたものを受け取る「個別火葬」。
他の子たちと合同で火葬し、遺骨は帰って来ずにそのまま霊園に納骨される「合同火葬」。
うちは、立会火葬を選び、自分たちでお骨上げをしました。
どこの骨かを一つずつ説明してもらいながら、夫と2人で骨壺におさめていきましたが、印象的だったのは骨の形がすごくキレイに残っていたこと。
以前、足を少し痛そうにしていたので、動物病院で念のためにレントゲンをとってもらった時、「教科書に載せたいくらいの、立派な骨格ですよ!」と褒められたことを思い出しました。
歯も抜けずにほぼあったので、焼いた後もキレイに残っていました。
自分たちでお骨上げしようかお任せしようか少し迷って、自分たちの手でする方法を選びましたが、私たちはこの方法で良かったなと。
火葬をした今年の1月6日は、東京にも大雪が降った日。
15時から火葬して、すべて終えた頃にはすっかり暗くなり、朝から降り続けていた雪がだいぶ積もって、白い世界が広がっていました。
帰り道、滑ってお骨を落としてしまわないように慎重にゆっくりと降り積もった雪を踏みしめる夫の横で「なんだろうね、このシチュエーション…」と言いながら歩いた真っ白な景色、一生忘れないだろうと思います。
火葬をして、お骨を家に持ち帰ってからもうすぐ1年。
1月5日には命日を迎えます。
皆さんは、お骨はどうしてるのかな?
49日とか1年とか、タイミングを見て納骨する方が多いのかしら?
うちも火葬したペット霊園の霊座に納骨するという選択もあるけれど、まだ手元に置いておきたいという気持ちが強いです。
ただ、ひとつ心配だったのは、ずっと家に置いておくと湿気の多い日本だとお骨がカビてしまうかも…というようなことを小耳に挟み、「ほんと??」と心配になり、昨日、買い物のついでに霊園に寄って聞いてみました。
(こういう時にも近いと便利!)
結論から言うと、特に心配することはないそう。
よっほどジメジメした悪環境のところに置いているのではない限り、自宅のリビングなどであれば問題ないでしょうと。
ですから、もう少し手元に置いておきたいと思います。
すごく仏壇っぽい感じではなく、リビングのサイドボードの上にいます。
いかにも遺影って感じじゃないものがいいなと、iPhoneの中の写真から一枚プリントアウトして、無印良品のアクリルフレームに入れました。
ペットホテル大好きで旅行が苦手な山さんが唯一気に入っていた軽井沢の常宿での写真。
テラスから階段を降りてプライベートドッグランに出れるようになっていて、テラスからドッグランにいるところをパチリとしたものです。
1か月くらいたった頃に、おりんのセットは新たに買いました。
商品ページに音が聞ける動画があったことが決め手でした。
余韻がある、とても良い音です。
お線香は以前から好きな、無添加の白檀を。
朝起きて水を替え、お線香をあげて、リーンと鳴らして音の余韻を楽しむ。
白檀の煙と音の波動で場が整う気もして、毎朝の習慣になっています。
最後に、思い出の写真。
火葬する時に、すごく小さい時から高齢になるまで、ずっと大好きでくたくたになっても愛用していたベッドを一緒に入れてあげました。
ペットホテルにお泊りする時も、これさえあれば安心してすやすや寝ていたという大好きなベッドを。
虹の橋と呼ばれるところに、安心して送り出すために。
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