#8 ペットホテルをレジャーとして満喫しちゃう犬もいる
ペットホテルにお泊まりするのが苦手なワンちゃんも多いですよね。
前回の旅行に関する記事でも書きましたが、我が家の愛犬・山さんはペットホテルが大好きでした。
大好きって言っても…と思われるかもしれませんが、本当に楽しそうだったんですよね~。
ご近所の犬友さんに聞くと、かかりつけの獣医さんに預けているという方が多いようで。たしかに獣医さんに預けるのは安心できますよね。
でも、うちの山さんの気質を考えると、ケージの中にずっといるのはストレスが大きいんじゃないかな…と考えて、2歳くらいからずっとケージレスの他のワンちゃんと遊べるタイプのペットホテルに預けていました。
他の子と接するから、ケガをしたりするリスクもあることは承知のうえで。
まず一番最初は、近いからという理由で近所にあるところに預けてみましたが、対応がなんだか信頼できない感じがして。
だからそこは1度きりでやめて、家から少し離れていても、信頼して預けられそうなところを探し、何軒かのペットホテルのお世話になりました。
何軒か…というのは、途中で経営母体が変わって雰囲気が悪くなってしまった所とか、閉店してしまった所があったので、その都度また探して。
新しいところに預ける前には必ず見学に行って、お部屋を見せてもらっていました。
山さんがやんちゃ盛りの一番テンションが高い時期に長くお世話になっていた所では(山さんが8歳くらいの頃に残念ながらオーナーさんの都合で閉店してしまいました)、写真がいっぱいで詳しい行動記録が書かれたお泊まりレポートをもらえて、そのレポートを見るのがいつも楽しみでした。
その当時撮ってもらった写真をレポートの中からお借りして、いくつかピックアップ。(紙面から写したものなので、鮮明ではありませんが)
よく一緒になる仲良しの子と追いかけっこをしたり、お相撲したり、るんるんと並んでお散歩したり、ぐいぐい行き過ぎて迷惑がられたり、時にはホテルのお姉さんに甘えてみたり。
いまでも書いてある文章を読み返して、クスッと笑ったりしています。
以下、少し抜粋してご紹介。
「ラブラドールの○○くんのおもちゃを素早い動きで上手に奪い取って、張り切ってブンブン振り回していました」
おもちゃ取っちゃった話はしょっちゅう出てきて、「駄目じゃん!」と思ったり、「申し訳ない…」と思ったりしていました。たぶん、好きな子についちょっかい出しちゃう的な感じだったんじゃないかと…。
「コーギーの○○くんと元気にじゃれあっていたら、テンションが上がりすぎてウンチがもれてしまいました(笑)」
もう「本当にすみません…」という感じです…。
「ビジョンフリーゼの○○ちゃんが来ると興味津々に追いかけて、『ギャン』と言われると『ヒューン』と悲しげな声を出しつつ、めげずにまた追いかけていました」
残念…。山さんの片思い話もよく書かれていました。笑。
「パグの○○くんにしつこくクンクンされると、さすがの山さんも『ウー』と言っていました。珍しいことです」
山さんは平和主義者なので(おもちゃは取っちゃうけど…)、自分から怒ったり吠えたりすることはなかったようで、「みんなで遊ぼうよ!」とリードすることもよくあったみたいです。
一度、預けた後、帰るふりをして入り口に隠れてこっそり見ていたら、先に来ている子たちに片っ端から挨拶しに行っていて、「予想外に社交的だ…」と驚いたこともあります。
家では見ることのできない一面が見られて新鮮でした。
もともとの気質もあるとは思うけれど、ペットホテルに預け続けたことで、さらに社会性を身につけていったんだろうなと思います。
歳をとってくると、山さんもだいぶ落ち着いて、他の子とじゃれ合うより、おもちゃでマイペースに遊ぶほうが気楽になったようです。
ペットホテルは、命を預かる大変なお仕事。
山さんを安心して預けることができて、楽しい時間をくれた皆さまに本当に感謝しています!
最後に、思い出の1枚。
ペットホテルから帰ってくると、まずお風呂に連れて行って洗うのがセットになっていました。
これは、遊び過ぎて疲れ果て、夫にドライヤーかけられながら寝る、の図。
「犬との暮らし 16年の記録」
#1 いいブリーダーの見極め方って?
#2 快食快便ならドッグフードでも手作りでも。酸化には要注意!
#3 ごはんを食べやすくするための愛用品たち
#4 ハーブで病気になりにくい底力のある身体に
#5 気持ち良さそうに寝ている姿を見る。そんな日常が幸せ
#6 毎日のお散歩は季節の変化を感じる豊かな時間だった
#7 一緒に旅をしたい。けれど、犬は楽しめてる?
#8 ペットホテルをレジャーとして満喫しちゃう犬もいる←いまココ
#9 次回は…「洋服」のこと