#16 犬も高齢化でサプリメント市場がどんどん拡大している
今回は、サプリメントのこと。
我が家の愛犬・山さんが動物病院のすすめでサプリメントを本格的に摂り始めたのは、15歳を過ぎてから。
だから、それまではペットのサプリメント市場がこんなにすごいとは知らずにいました。
最初にすすめられたのは、関節炎対策のこちら。
「プロモーション420」。
そして、それとほぼ同時にすすめられたのが、こちら。
「アンチノール」。
この2つは以前、関節炎についての記事でも書かせてもらったので、詳細は省略。
関節炎に関しては、炎症を起こしたら消炎鎮痛剤で抑えるという対症療法が一般的なので、サプリで栄養を補填するというのは、良かったと思います。
そして、腎機能が低下して、その対策としてすすめられたのが、こちら。
「アミンアバスト」。
「アミンアバスト」は腎機能をサポートするアミノ酸成分のサプリメントで、これを与えることで慢性腎臓病の進行を遅らせるといわれています。
カプセルの中に白い粉末が入っていて、うちはカプセルからその粉末を出して、ご飯にまぜてあげていました。
一度に結構な量をあげるので、ちょっと大変だったかな…。
さらに、肝機能の数値が悪くなってすすめられたのが、こちら。
「Vercure Liv.(ヴェルキュア リヴ)」
肝機能が低下している時はBCAA(分岐鎖アミノ酸)が不足している可能性があるため、この「Vercure Liv.(ヴェルキュア リヴ)」はそれを補うことを目的としているとのこと。
また、肝機能維持に抗酸化成分が果たす役割は重要と考えられているため、ビタミンC、ビタミンEやビタミンAの前駆体となるカロテンも豊富に含まれているそうです。
原材料は、かぼちゃ、ホエイたんぱく、ブロッコリー、にんじん、パプリカ、水溶性食物繊維、デキストリン、しいたけ、と天然の成分で作られています。
水かお湯で溶くと、きのこのポタージュスープのような美味しそうな香りがしました。
これをあげた時は、もうだいぶ食欲がなくなっていたので、スープ状にしたものをシリンジに入れて、口に運んでいました。
それ以外に、夜鳴きが激しくなってきた時に、動物病院で相談すると、試すとしたら睡眠導入剤と言われ、その前に何かないかな…と探して、口コミを見て試してみたのが、こちら。
「メイベットDC」。
「メイベットDC」はオメガ-3脂肪酸を始め天然の魚油から精製した不飽和脂肪酸を高濃度に含んでおり、高齢犬の老化や認知機能の低下など、加齢によるダメージに配慮した栄養補助食品。
同じく認知機能に働きかける効果も持つ「アンチノール」に替えて、こちらをあげてみると、ぐっすり寝てくれるようになり、結果として、夜鳴きが減りました。
そして、これをあげるようになってから感じた変化が、目に力が戻ったということ。
病気の影響、抗てんかん薬の影響などで、ボーッとして目がうつろになることも多かったのが、目が合うようになった。
それは、嬉しい変化でした。
あくまで、個人的な感想です。
でも、そう感じました。
同じような感想を口コミに投稿している方が何人かいるので、合う子にはそうした効果をもたらすのかと。
「藁にもすがる思いで…」と書いている方も多くて、切実さが伝わってきました。
夜鳴きは飼い主さんの体力を奪ってしまいますからね…(私もそうでした)
以上が、山さんが使ったことがあるサプリメントです。
動物病院ですすめられると「薬を増やすよりは…」とか「改善が期待できるのであれば…」とつい飲ませたくなってしまうのが、親心。
だから、ペットのサプリメント市場がこんなに活性化しているのでしょう。
でも、サプリメントとはいえ、身体に入れることで代謝する過程で少なからず肝臓に負担がかかります。
値段もそれなりに高いものが多いし。
だから、取捨選択することも大切。
「関節炎が改善して、スタスタ歩けるようになったしなぁ…」とか、
「16歳6か月まで頑張れたしなぁ…」などと良かったことを思い返しますが、すべてが正解だったかは正直わかりません。
あの頃の選択が少しでもよい効果をもたらしていたなら嬉しいなぁ…と願うばかりです。
最後に思い出の写真。
「Vercure Liv.(ヴェルキュア リヴ)」をぬるま湯で溶いてスープ状にしてシリンジに入れてあげているところを夫が撮ってくれた1枚。
(撮られていたことに気づかず、無防備な姿…)
たぶん味は嫌いじゃなかったと思うので、もっと元気で食欲がある時に飲ませてあげたかったな。
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