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#6 毎日のお散歩は季節の変化を感じる豊かな時間だった

我が家の愛犬・山さんは、お散歩が大好きでした。
行きは、ウキウキ前のめりで。
帰り道、家が近づいてくると明らかに足取りがゆっくりに。笑。

週末は夫が行ってくれたり、3人で遠出したりしていましたが、平日は基本的に私が行っていました。
疲れ知らずでどこまでも歩くので、そのおかげで私もいい運動になっていたと、最近改めて思います。(いまはすっかり運動不足…)

うちは駅から少し離れた住宅街にあるので、庭のある一戸建てが多く、遠くの公園に行かなくても、季節ごとにご近所の庭の花が楽しめました。

山さんとの散歩は、毎日歩くことで季節のちょっとした変化を感じることができる本当に豊かな時間だったなぁ…と思います。

10年前。ちょうどいまと同じようにツツジが満開の時。

でも、小さい頃は引っ張り癖がすごくて制御するのが大変で、のんびり花を愛でる余裕などなかったことも…。
その悩みは、引っ張り防止のハーネスを使うことで、だいぶ緩和しました。

胸の前の動きを制限することで引っ張りをやわらげます。

でも、このハーネスに負けないようにガンガン歩いたからか、胸筋がすごく発達して、上半身がムキムキになってしまいました…。

その筋肉貯金のおかげで、高齢になって後ろ足の力が弱ってきてからも前足の力でグングン歩くことができて、16歳になってもお散歩が楽しめたので、結果オーライです。

ある程度、引っ張りが抑えられるようになってからは、ハーフチョークタイプのものに替えました。
(12歳の頃からは、首だけに負担がかかるのを避けるために、ソフトな素材で胴を支えるハーネスにまた替えました!)

リードもお揃いの色で使っていました。

そして、短頭種で呼吸がしにくいボストンテリアの山さんにとって、欠かせなかったのが暑さ対策。
年々、1年の中で暑い時期が長くなってきているように感じますからね。
ゴールデンウィークが明けた頃からはハアハアと暑そうにし出すので、時間帯や距離に気を使うことになります。

暑い季節の必需品だったのがクールタイ。
ポケットに保冷剤が2つ入れられるようになっています。

私のお気に入りだった唐草模様の。でも散歩の途中で落としてなくしちゃった…。
帰ってくると玄関の床で全身を冷やす、夏の風物詩。石材がひんやりして気持ちいいらしい。

一番最近までに使っていた牛柄のクールタイは「INMYLIFE potemkine」の商品。
以前、ペット専門誌のライターの仕事で取材をしてから、何回か購入させてもらってました!
フレンチブルドッグの飼い主さんの丁寧な手仕事の品です。

寒さにも弱いので、冬は通称「モフモフ」と呼んでいたこちらを。
洋服も着せていましたが、首元は温度調節の要だったように感じます。

そんな風に季節を感じながら、16年間一緒に歩いてきました。

昨年11月。16歳5か月の時。

この写真の頃は、脳の病気の影響の旋回という症状で、家の中にいる時は同じ方向にグルグル回っていることが多くて、まっすぐ歩くことができませんでした。
目もうつろな感じで。

でも、外に出ると何かスイッチが入ったようにシャンとして、前を見つめてまっすぐ歩いていました。不思議なのだけど。

降り注ぐ太陽の光、風、ニオイ、音、地面を踏む感触…。
外を歩くことの刺激は、それだけすごいということなのだろうと思います。

こちらは、画像が残っている最後のお散歩姿。

最後の10日間くらいは寝たきりでしたが、その直前まで、前を見つめてゆっくり一歩ずつ、一生懸命歩いていました。

歳をとってからも大好きなお散歩が楽しめる身体をつくってあげたい。
そんな私の願いを叶えてくれてありがとう。

毎日のお散歩、本当に楽しかったね!

お散歩中、すれ違う人が山さんの顔を見ると笑顔に。ご近所の皆さんにも豊かな時間お裾分けできてたかな‥。

「犬との暮らし 16年の記録」

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#6    毎日のお散歩は季節の変化を感じる豊かな時間だった    ←いまココ

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