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note版 やまおく体操 〜神経筋制御論に沿った運動処方〜

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様々な対象の方々にとって大切な「神経と筋肉の繋ぎ目を刺激する」運動理論(神経筋制御論)に沿った専用エクササイズマシン等のハードウエアーの開発や、トップアスリートは、勿論のこと、子…
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#筋肉

神経と筋肉の繋ぎ目を良くする過ごし方〜運動〜

男性と女性の血の流れは、異なりますが、男性は、脳梗塞・心筋梗塞・下の血圧が、高くなる等の血液ドロドロが、関係していますので、動脈に注目して血流を良くする必要があります。女性は、むくみ・下半身の冷えなどの静脈に注目して血流を良くすることが大切です。 体調が優れず、医療機関で心電図を取っても、異常が、見当たらない。血液検査をしてもわからない。そんな、ご経験は、ありませんでしょうか? 動脈の血液量1に対して、静脈の血液量は、4倍あると言われていますが、静脈の健康を調べる方法は、

代表する3つの「やまおく体操」

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やまおく体操 30日エクササイズ

筋力低下は、神経系の機能障害の症状であることの方が、多いことは、筋肉ガイドのところで、述べました。日常生活の中に、軽い運動を取り入れるなどで、筋肉を介して、脳に信号を送り返すことによって、身体は、丈夫になり、筋力、筋持久力、バランスなどの能力の改善も期待されます。 そこで、1日1体操。やまおく体操 30日エクササイズを通じて、正しい信号を、脳から神経を伝わり、全身の筋肉へ送れるように、身体の動きを促してみましょう。やまおく体操 The! 30day’s Exerciseを参

実は、伸ばしにくく、疲れが溜まりやすいふくらはぎ。冷えやむくみの原因にもなります。脚の筋肉が硬くなると、ふくらはぎの筋肉が硬くなり、 筋肉の収縮によってリンパを押し戻す機能が、衰えますので、冷えたり、むくみやすくなります。 柔らかくほぐれた状態にするには、体幹から根管部へ、うまく力が伝えられるような動作様式での体操や運動が、効果的です。 表面の腓腹筋と違って、これらの筋肉は、アキレス腱を伸ばすようなストレッチでは、効果がありません。 ヒラメ筋や後脛骨筋は、ふくらはぎの

股関節

深層部の筋肉が硬くなります。 悪化すると、腰や膝に負担が、来ます。股関節まわりの筋肉が、硬くなっても、身体の柔軟性が、下がる以外に、股関節の問題は、出にくいです。 (痛みが、出たりするのは、腰や膝) お尻の筋肉が、上手に使えず、たるみの原因にもなっています。 身体の深部にある深層外旋六筋や腸腰筋などは、意識しにくいですが、硬くなると股関節の動きが制限され、 腰・膝の不調や、軟骨がスリ減る、 靭帯を傷める等のトラブルにも、繋がります。 梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、

肩まわりで硬くなりやすい僧帽筋。 僧帽筋の重要な働きは、腕の上部外側にある三角筋の働きを助けるために肩甲骨を安定させることです。 この僧帽筋の働きにより、肩に物を担いで運ぶことが出来ます。 例えば、デスクワーク時は、腕を前に出し、猫背の姿勢になるため、 予測姿勢調整能により、肩甲骨は、外に広がらないように、僧帽筋が、やや伸びた状態になるように、程良く硬くなります。 硬くなりやすいのは、 僧帽筋の上部・中部、 共縮によって、肩甲骨と上腕骨を繋ぎ、肩関節を動かすときに働く

首で硬くなりやすいのは、後頭下筋群や僧帽筋の上部、脊柱起立筋。 首の筋肉が硬くなっているヒトが、首を前に傾けると、筋肉が伸びずにハリを感じます。 首を後ろに曲げようとすると、これらの筋肉がうまく縮まず、曲がりません。 一般的に背骨と呼ばれる脊柱は、1つの骨ではなく、椎骨という小さい骨が、積み木のように積み重なっています。上から7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰痛、そして、仙骨と尾骨からなる5部構成となっています。 これらの椎骨は、真っ直ぐ積み上げられている訳ではなく、S字

筋肉ガイド

体幹や四肢を繋ぐ関節の周りには、いろんな角度に身体を動かせるよう、大小の筋肉が、複雑に配置されています。本来、良く動く筋肉が、硬くなりやすいのです。体幹や肩関節、股関節は、本来、良く動く部分です。多様な方向に動き、可動域も大きい。しかし、座りっぱなしなどの状態が、長く続くと、身体を捻ったり、肩や股関節を大きく動かしたりする機会が、少ないため、血流が、滞り、筋肉が、硬くなります。 筋力低下、または、脱力とは、筋肉の力が、低下することで、どれだけ頑張っても筋肉を正常に動かすこと

運動神経

筋肉は、脳の命令を伝える運動神経の刺激で動くと表現されていたために運動神経が、存在すると誤解されてきましたが、実は、運動神経というものは、存在しません。 運動ニューロンは、脊髄から全身に広がり、末端で枝分かれ(神経終末)し、自らの意思で動かせる骨格筋まで伸びています。それによって、骨格筋は、収縮・弛緩・伸張をコントロール(抑制・制御)されています。 ちなみに、お腹側を通る服内側系は、体幹。背中側を通る背外側系は、手足動きを抑制・制御してます。

キネマティクスとキネティクス

身体の動きは、神経筋系の活動と、それを取り巻く外部環境との相互作用で成り立っています。その動きが、神経的に、どのように抑制・制御されているのか? 神経生理学的領域に、動きについてのキネマティクス(エネルギー・運動量・角運動量)と、その動きの起こりとなる力についてのキネティクス(運動・その原因)を総合的に考えなくては、なりません。 例えば、身体の動きで、代表される歩行では、重力などの外力と、筋収縮によって生み出される筋張力を巧みに協調させ、目的に応じた身体の動きを表現してい

神経と筋肉の繋ぎ目

日常生活における身体の動きは、脳からの神経指令と末梢からの神経指令の協調によってなされています。 両者からの指令は、脊髄アルファ運動ニューロンとそれが支配する骨格筋の活動を促し、合目的的な動きとなって表現されています。 α運動ニューロンが、活動する為の神経系調節機構、特に、感覚器から情報を処理し、個体が、環境に対応出来る効果器の応答を起こさせる統合機関として働く(中枢神経系)機能は、動き作りの基礎を成してます。 全体的に身体の動きが、どのような神経機構で抑制・制御されて