演劇のカチ?
小学生の頃は将来シンガーソングライターになりたいと思ってて、高校の途中からオペラ歌手を目指し、大学卒業してからお芝居の面白さに気づいて、いつの間にかミュージカルの世界でお仕事をしている僕です。
世界が変容するスピードは凄まじくって、例えば2020年あたりには芝居やライブエンタテインメントは「不要不急」のものだと世間から認定されたことは記憶に新しいです。
そこからこちら、さまざまな映像配信系のSNSが隆盛を迎えたり、画像や動画の生成AIの進歩が目覚ましかったりと、人々の興味関心の対象が劇場よりも手のひらの画面やVRにグイグイ移行している感じもします。
じっさいに、2020年よりも前の客席の賑わいを取り戻せてないプロダクションはいくつもあると思うし。
はてさてそんな中で、曲がりなりにも舞台芸術にかれこれ20年は魅了され続けている僕も「生のお芝居やライブの楽しみって、いまの時代なにに根拠があるんだろう」と考えることは増えました。
ゲームも楽しい、テレビも観てる、InstagramのリールやTikTokを眺めてるだけで数時間が潰れる。
自分の自由な時間を埋めるためのコンテンツが山ほど、それも時に無料で溢れてる世界の中で、高いチケットを買って特定の場所に特定の時間に集まらなきゃいけない芝居やライブが持つ競争力って一体なんなのさ、ということですね。
その問いに、ひとつ僕なりの仮説を見つけました。
ライブエンタメや舞台芸術の強み、それは
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