やまねの塒日誌|vol.1|屋号のはなし "塒"ってなに?
”安心して暮らせる生態系を これから先にも繋いでゆく”
屋号に込めた、私の想いです。
ここでいう生態系とは、自然環境だけでなく
人の暮らしのある里やまちも含めての意。
塒(ねぐら)とは、巣や寝床、住む家のこと。
漢字を分解すると ”土”+”時” となります。
壁や土間をつくる材料となってきた ”土” は住居のこと指し、
”時” の流れに伴い少しずつ変化してゆく家族の暮らしを守る場所、
そんな意味で作られた文字なのではないかと、勝手に解釈をしています。
(しらんけど)
写真は、森に棲むヒメネズミの巣。
まんなかに写る子どもたちは、生後何日目でしょうか?
目はまだ開いていませんが、既に指は一本ずつ分離し
ヒゲや、つやつやの栗色の毛は生えそろってきています。
ヒメネズミの巣は、おもに落ち葉でつくられる。
この巣は子育て用に、落ち葉を丸く球状にしっかりと重ねて建設されていた。
親ネズミたちは今、子育て真っ盛り。
塒のいちばん真ん中のあたたかで安全なところで守られながら
子どもたちは育ってゆきます。
つづく
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