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異状死 平野久美子著 小学館新書
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平野久美子
『異状死 日本人の5人に1人は死んだら警察の世話になる』
小学館新書 2022年10月
新刊書:990円(税込)
~出版社による紹介~
「多死社会」で起きる“異常”事態
《イジョウ死》と聞けば多くの人は「異常死」という漢字を思い浮かべ「不審な死に方」を想像するが、本書で取り上げるのは《異状死》である。
検視(検死)というと、殺人事件や事故死、医療ミスによる死亡などの「事件」の話に聞こえがちだが、実態は“ごく普通の死”での検視が大半だ。
自宅や施設など病院以外での死亡や、持病ではなかった死因の場合は基本的に《異状死》と判断され、警察の捜査や検視が必要になる。現在は5人に1人が異状死扱いとなっており、在宅看取りが推進される中でその数は飛躍的に増えていく。親族や自身が《異状死》となった場合、どんなことが起きるのか。
父母を亡くした著者の体験を入り口に、摩訶不思議な日本の死因究明制度とその背景をレポート。さらに、自身や家族が「異状死扱い」されないためにはどうすればいいのか、法医学者や警察医、在宅看取りを行う医師たちを取材し、その対策も探る。
~🐱店員のひとこと~
数年前に父を在宅で見送り、かなり高レベルで医者嫌いの母が同じ家の中で動いている身としては、とても気になる本でした。
まだまだ知られていない、病院外などでの死亡に伴い発生する「違和感」の存在が少しでも解消していけるようになるとよいのですが。
喫緊の課題は、自分のこと以上に、母のかかりつけ医をどうにかする、ですが、ハードルは結構高いなぁ……💧
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