アルコールの思い出(2022.11.01)
・体重69.7kg
・禁酒107日目
ノンアルコールの檸檬堂を飲んだ。
それはやっちゃ駄目なことだってのは分っていた。
飲酒への呼び水になることは明白だからだ。
しかしコンビニで、ついつい手が伸びてしまった。好奇心もあった。
今、100日以上も酒を飲まない状態でノンアルといえども酒の雰囲気濃厚な飲料を飲んだら自分は一体どうなるのか?
檸檬堂と対峙する。そして改めて手に取る。
缶の懐かしい冷たさと重み。掌が水滴で湿る。
プルトップを上げる。「プシュ」という、それはまるで「おかえりなさい」の合図。めくるめく飲酒の悦楽と解放。その入り口。
一口飲んだら、それはもう「酒」だった。記憶の中にある酒そのものだった。アルコールが入っているようにしか思えなかった。思わず缶の表示を再確認した程だ。
誰かの体験談として聞いてはいたが、類に漏れず私も酒に酔ったような気分になった。久しぶりのフワフワした、ちょっと脳がふやけるような感覚。長続きはしなかったが、確かにそれは私が好きで好きで仕方なかった、そして長い間入り浸っていたアルコールのあの感覚だった。
正直そんなに美味いとは思わなかったが、体験としては飲酒に非常に近かった。呼び水としては十分だろう。
どうだろうか?また明日以降に飲みたくなるだろうか?そして今度はノンアルではない、ちゃんとした酒を手に取ってしまうだろうか?
差し当たり明後日の法事でまた酒を勧められるだろうから、そこを乗り越えねば。
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