セイジ・オザワ(2024.02.18)
夕飯後、妻が風呂に行ってる間、洗い物をしながらTVerで「不適切にもほどがある!」を見ていると訳も分からず一緒に見ていた長女(4歳)が抱っこされながらご就寝あそばされた。次いで、次男(3歳なりたて)もダウン。昼寝をしなかった二人はいつもより二時間近くも早く眠りについてしまった。最高!
「不適切にもほどがある!」は久しぶりに見ているドラマで、面白い。特に先週の八嶋無双の回は面白かった。昭和と令和で話が同時進行しながら絶妙にシンクロしているのもすごいなぁと思った。
唯一の生き残りである長男はさすがに8歳なので昼寝なしでもまだ余裕で起きていられて、熱心に鬼滅の刃の単行本を読んでいる。多分最近テレビで新シリーズの宣伝をしょっちゅうやっているのでその影響を受けているのだろうと思う。ポケモンやら鬼滅やら、いっぱしの小学生みたいだ。
風呂から上がってきた妻はいそいそと冷凍庫に隠し持っていたハーゲンダッツを取り出して美味そうに食べている。そしておもむろにテレビでNHKをつけると先日亡くなった小澤征爾さんが指揮をしているコンサートをやっていて、なんとなく私たちはそれを見た。
やっていたのは小澤征爾さんが指揮した「ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサート」というやつで、主にヨハン・シュトラウス2世(美しく青きドナウなど作曲した人)の曲と、その家族であるシュトラウス家の人々が作曲した曲が演奏されていた。
けど全然知らん私たち。「同じような曲ばかりだな」という感想しかない。ただ、指揮している小澤さんの動きとか顔の表情が見ていて飽きないので、なんとなく見続けていた。妻が「ちょっとやってみてよ」というので小澤さんの真似して指揮をするふりをしてみると、妻は何も言わない。私が「案外上手かったから何もコメントできんやろ?」と言うと、「何も褒めるところがないので言う事がない」とのたまう。ならば、「自分でやってみてよ」と言うと、けっしてやらない妻。やれよ!と思う。
そうやって見ている横で長男は相変わらず「鬼滅の刃」を読みふけっていた。そしてコンサートがクライマックスに近づいてくると「美しく青きドナウ」とか知っている曲もちらほらとあったりして、私たちは次第にコンサートに釘付けになった。普段クラシックとかほとんど聞かないけど、すごく良かった。下二人が眠っていたというのも多分にあるだろうが、良い時間を過ごすことができた。小澤征爾さんのおかげだ。
小澤征爾さん、ありがとうございました。