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マークアップ率と価格競争に関する国際比較(中小企業白書2020年度版より)
中小企業白書2020年度版、「第2部 新たな価値を生み出す中小企業」「第2章 付加価値の獲得に向けた適正な価格設定」「第1節 優位性の価格への反映」のコラムから「マークアップ率と価格競争に関する国際比較」についてです。
以下、特記した場合以外、引用は中小企業白書2020年度版から、図はそちらからのキャプチャー画像です。
「マークアップ率」とはあまり聞きなれない言葉ですが、分母をコスト(限界費用)、分子を販売価格とする分数で、製造コストの何倍の価格で販売できているかを見るものだそうです。
マークアップ率が「1.00」という状態は、販売価格=コストであり、これを下回ると赤字、ということになります。
1980年のマークアップ率が1を切っている国が多いのですが、2016年には大幅に改善されています。
その中で、日本はあまり改善できていないことが読み取れます。
赤字で販売している会社がそんなに多かったのか、1980年の調査結果には違和感があります。この指標の使い方については、ちょっと調べる必要がありますね。
いずれにしても改善するためには、分子の販売価格を高めるか、分母のコストダウンをするしかありません。
より付加価値の高い商品を開発するか、製造効率を高めてコストダウンすることが必要です。
日本では「価格競争に巻き込まれている」と感じている企業が多いことがわかります。
価格競争に巻き込まれにくいもの、と言えばきちんと「ブランド」を確立したものといえるでしょう。
「ブランド」を思い浮かべると、外国の方が高級イメージのものが多い印象があります。
アパレル関係では、フランスやイタリア、自動車ではドイツやイタリア、ワインやブランデーはフランス、ウイスキーはイギリス、宝飾品はフランスやアメリカ、ホテル業ではアメリカ、パソコン・ソフトウェアはアメリカ、スマホは中国やアメリカというイメージがあります。
これに対して日本はどちらかといえば大量生産の普及品が多く、高級ブランドが少ないように思えます。
自社ブランドに自信を持ち、顧客価値を高め、付加価値の高い商品・サービスを提供できるようにしなければなりません。
「伍魚福」については、どれを食べても間違いない、と言っていただけることが多いですが、今後も「すばらしくおいしいもの」(経営理念より)を作り続け、お客様に喜ばれ、良いスパイラルを回し続けられるよう努力を続けます。
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