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「マネジメント強化プログラム」と「実効力ある経営認証」評価制度
マネジメント強化プログラムとは、日本生産性本部が独自に開発した、
1.自社経営課題の振り返り
2.実効計画の策定とコミットメント
3.経営課題解決への実践
までの一連の経営改善プログラムです。
現在は、この仕組み自体の運用はされていません。
2009年には、「マネジメント強化プログラム」を実施した組織を認証する「実効力ある経営認証」評価制度も創設され、これと連動する形で「ひょうご優良経営賞」(神戸商工会議所が事務局)が設けられました。
日本生産性本部の資料には次のような説明があります。
「これまでの経営を振り返りながら課題解決のための実効計画を経営者自らが策定、6か月間の計画進捗結果と合わせて第三者(認証評価チーム)が評価し、最終的に確実な計画の達成と成果を上げる企業を、『実効力ある経営』委員会が認証評価する」
この制度は、経営課題内容とその成果に応じて、「導入」・「継続」・「上級」の3段階が設定されており、最上位の「上級」認証後は、日本経営品質賞や地域経営品質賞への挑戦を促すというものでした。
「日本経営品質賞」のセルフアセスメント(自己評価)が「健康診断」・「人間ドック」のようなもので、その結果をもとに、どうやって体質改善するかは自分たちで考えて実効していくことになります。
これに対して「マネジメント強化プログラム」はインストラクターの指導のもと、ジムで体を鍛えるようなものといえ、中小の組織が取り組みやすい仕組みだったと思います。
このプログラムを学び、進める中で、今でも活用しているのが、以前にも紹介した「成果目標と行動目標」の考え方です。
成果目標と、それを達成するための行動目標。
きちんと分けて考えることの重要性に気づいたのです。
アインシュタインも「何度もなんども同じことを繰り返し、違う結果を望むなんて気違い沙汰だ」という意味のことを言っています。
「結果がでなければ行動を変えなければならない」
当たり前のようではありますが、普段の仕事の中では、そうなりがちです。
伍魚福では、「自創経営」のチャレンジシートやランクアップノート記入の際に、この考え方を取り入れ、目標を書くときに区分けするようになりました。
伍魚福では、2011年度(平成23年度)に導入認証を取得し、「ひょうご優良経営奨励賞」を受賞。
2012年度(平成24年度)に継続認証を取得、「ひょうご優良経営賞」を受賞しました。
PDCAを回す、ということに特化したプログラムでしたが、かなりのパワーが必要となることもあり、全国的には広がりませんでした。
結果、日本生産性本部も認証制度自体を取りやめることとなったのが大変残念です。
ただ、この考え方、精神、学んだことは、伍魚福の経営に今でも生きています。
当時ご指導いただいた皆さんに感謝しています。
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![山中勧/伍魚福社長](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32932570/profile_a6e885b3afcc153e98c7e09618204387.jpg?width=600&crop=1:1,smart)