(1)救護施設と生活保護と日々思うこと
皆さん、はじめまして。
僕は今、現在進行中で救護施設というところで暮らしています。
普通に生活していたらまず耳にすることのない、この「救護施設」という名前。
どういった施設か平たく説明すると、『自力で生活することが難しい生活保護者が集まって団体生活する施設』のこと。
僕も話を聞いたときにそんなもんが現代日本にあるのかと耳を疑ったが、今現実にそこで生活しているので都市伝説ではない。
法律にも明記されているちゃんとした現実の施設である。
ちなみに役場のケースワーカーが「こいつもう手に負えないなぁ」と諦めた奴が収容される場所と言っても差支えは無い。
そんな奴らが僕のところでは大体100人くらい集まって団体生活をしている奇跡の施設。
はっきり言って日本の闇。
なので自分も生活保護者。
それも有無を言わさず収容されたちゃんとしたクソ人間。
で、僕の入っている施設は各地にある救護施設の中でも、「もうほんとこいつどうしようもねえな!」という選抜メンバーが集まっているので、もはや地元問題児のオールスター状態になっている。
レベル的にはトイレの大便器にゴミを流して詰まらせて施設の職員に問い詰められた後、「ワシじゃない!ワシじゃない!」とひたすら逆切れしたら何とかなると思ってる高齢者だらけ。
ただ罪人ではないので刑務所のような罰則やペナルティもそこまで無い。
それでも100人規模の団体生活なのでルールは細かく設定されている。
代表的なところで言うと、「インターネット禁止」「酒禁止」「夜間外出禁止」「裸でうろうろしてはいけない」。こんなところである。
このご時世、人権問題とか色々あるので運営している社会福祉法人の職員もさぞ大変だとは思うが、まぁこいつらはこいつらで僕らの面倒なんか真面目に見る気も無いのでどっこいどっこいでもある。
皆さんも自分の地域で春先に頭のおかしい変な人を見かけたことはあると思うが、あれって不思議と季節を経ていくうちに見なくなると思う。それは、多分うちのような施設に連行されているからであって、そういう意味では救護施設も日本社会の安定に一役買っているから立派なもんだよなぁと思う。施設周辺に家を持っている人はホントかわいそうだとも思うけど。
自分も施設に入ってから数年が経った。
社会に出て働こうって思ったこともあったけど、ケースワーカーに相談したら「あなたはそこで暮らしていた方が幸せじゃない?」と遠目にお断りされたので、どうせすることも無いし、皆さんの暇つぶしと僕の小遣い稼ぎになった方がなんぼか有意義だなと思って色々書くことにしました。
あと先ほど言ったように施設はインターネット禁止。
なのでこの文章は友人に頼んでUPしてもらっている。
有料記事の収入も友人に任せている。僕の手元には入らない。
それでも生きてるか死んでるかわからんような生活の中で少しくらいやることがあってもいい気がする。
救護施設での生活、生活保護として暮らすこと、そんな中で考えていることを好きなように書いていきます。
皆さんも半分フィクションみたいな感覚で読んでいただけたら幸いです。
もし、「これこいつが書いてるな」と特定できても、その時はどうかそっとしておいて下さい。