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お金が無いと生きていけない、は本当か?

お金に対する強烈な思い込みのひとつに「お金が無いと生きていけない」というのがありますね。

お金のために働くのはお金の奴隷になっているのと同じ、お金のために働くのではなく、自分の幸せのためにお金を使いこなそう、と思っても、お金が無いと生きていけないと思い込んでいると、お金の奴隷から脱出するのはなかなか難しい。

そこで、お金が無いと生きていけない、は本当か?について考えてみます。

生きていけない、というけど、そもそも生きるとは何か?

すごく抽象度を上げると、生きるとは、何かを創造し、交換し、消費する営みです。

何かとは、幸せや喜び、役に立つもの、知識や情報、アート、食糧、エネルギー、など。

僕たちは、日々何かしらを創造し、他者と交換し、消費して生きています。

で、この営みをお金が無いとできないか?というと、ずっと昔、お金が無かった頃は、当然お金を介さずにこうした営みをしていました。

お金が無くても、何かを創造し、交換し、消費して生きていた

昔の教科書というか常識では、お金が無い時代は物々交換をしていて、それだと不便だからお金が生まれた、と解説されていますが、どうやらそれは正しくないことが分かってきました。

お金が無い時代は、交換経済では無く、贈与経済だった

つまり自分ができることをして誰かに貢献したり、自分が作ったものを誰かに贈与していた。

贈与された側は、何かを返すわけではなく、贈与されたことを覚えていて、何かのときに、自分ができることをしてその相手、または他の誰かに贈与していた

そうやってコミュニティ全体で贈与し合って、全体として機能していた、というのが最近の有力説です。

なんかその方が美しいというか、温かい感じがしますね。

お金が無くても、お互いにできることをして、生きていた。

そんなことを言っても今は時代が違う、現代社会ではお金が無ければ生きていけない、と思うかもしれませんが、ここで僕の実体験をご紹介しますね。

何年か前のことですが、当時SNSにも書きましたが、財布を盗まれたことがありました。

大型連休の初日に、現金とクレジットカード、キャッシュカード、免許証、保険証などが入った財布を、車に置いたままにしていたら、車上荒らしに遭って盗まれました。

休日なので銀行の窓口は空いてなくて、当時はまだPayPayなども無くて、5連休をお金が無い状態で過ごすことになりました。

そこで僕はどうしたかというと、お悩み解決のセッション(ただしその場で現金で払ってくれる人限定)を募集したのです。

ありがたいことに即日数名の申込があり、お金を受け取って、5連休を無事に過ごすことができました。

このとき思ったのは、「あ、お金が無くなっても大丈夫だな」ということ。

「お悩み解決のセッションをするので、一晩泊めてください、食事もご馳走してください」とお願いすれば、まあ生きていけるんじゃないかと。

ちょっと長くなったけど、これらの話から、お金の正体が見えてきませんか?

お金の正体がわかると、お金に振り回されなくなります。(つづく)

p.s. 西日本ツアー(山口下関、福岡筥崎、沖縄石垣島、兵庫赤穂、名古屋)でも、そんな「お金の正体」について話しますよー。

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