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初めての夫婦ランニング(妻)

先日、夫と河川敷をランニングした。

元々体を動かすことが好きで、一時期ランニングにハマっていた私。栄養のことを学ぶうちに、走ることで失われる栄養を補うほうが大変だという事実を知り、ぱったり走らなくなってしまった。その代わり週1回の筋トレに通っているが、その筋トレもコロちゃんの影響で中断しているため見事に運動不足。なんとかしないと、と思いつつも家ではそのスイッチが入らない。

そんなある日、音楽制作を本格的に再開させた夫が、昔に比べて肺活量が減り?発声が弱くなっているという悩みを解決すべく、私にランニングを提案してきた。山は軽々と登れる夫だが、ランニングは苦手と言い続けていたので、この提案には驚いた。何度も本気か確認したけど、本人はやる気のようだったので、一緒に早朝ランニングを始めることにした。

久々に体を動かす喜び。しかも夫と一緒に走れることが寝ぼけながらも嬉しかった。

走るという動作は一見単純な動作のようで奥が深い。できるだけ大きな筋肉を使って走るようにすると楽だし、体幹が鍛えられているかどうかでも走り方が変わってくる。走り始めて10分くらいすると、自分の走り方に意識を集中させていた。自分の心地よいテンポで、足で走るんだけど、体幹で走る感じ。姿勢を保ち、腕は振りすぎないように。上り坂は足より腹筋に力が入る。一歩一歩、太ももの前側ではなく後ろ側の筋肉を使っていることを確認しながら・・・





あれ?

ふと周りを見渡すと、夫の姿がどこにもなかった。

そんなに速く走っていたわけでもなかったので、事故にでも巻き込まれたんじゃないかと心配になり、来た道を戻った。

しばらく戻っても見つからず大声で呼びながら探した。(近隣にお住まいの方、すみません)

すると遠くの方に反対車線を歩いている夫を見つけた。手を振ると、手を振り返してきたので、「なんだ、走り疲れて歩いてるのか」と安心して、また進行方向に向かって走り出した。

上り坂は結構きつかったけど、その分下り坂は駆け抜ける感じが気持ちよかった。河川敷のたくさんの草花の芽吹きを感じながら、軽く走ることができる良いコースを見つけたと思った。

走り始めて40分くらいで家に到着した。お風呂に入る準備をしながら夫を待っていると15分後に帰ってきた。

第一声に「やばい、貧血で倒れそう・・・」

ええーーーーーーーー!!!!!

夫はそのままベッドに横たわり、深呼吸をしている。お水をたくさん飲ませてしばらく休むと回復したようだった。何事もなくてよかった。。。

(上り坂でめまいがして、目の前がだんだん真っ白になっていくような感じだったらしい。かわいそうに。)


妻は楽しく清々しい朝を過ごしたが、一方夫は地獄のような朝だった。

ランニングを継続する意思はあるらしく、私が対策として平坦なコースを色々提案した。もちろん二人で走るためのコース。

しかし夫は、私とは別のコースを走る、とのこと。。。



いつか一緒にランニングできる日が来るといいなあ(遠い目)

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