牛歩な旅がらす #那覇7
なんてったって早く末吉宮の大冒険を描きたくてたまらない
ワタクシであるが未だにぎゅーぎゅーなスケジュールとなった
11月16日を牛歩で進んでいるのだから
末吉宮はまだまだ遥か彼方である。
しかし。
食欲の秋を引きずったまま春を迎えようとしている
ワタクシと対照的に
そろそろ苦しくてこれ以上何も受け付けられない
と
仰っているのはこちらアイパッド氏である。
ふむ。
常に写真を詰め込まれて満腹にされて苦しむアイパッド氏に
少しでも楽になって貰う方法は
ただ一つ。
デトックス
である。
溜め込みすぎた写真を少しでも消化できれば
アイパッド氏は少し身軽になることができるであろう。
そこで。
前回も要約システムを採用することとしよう。
11月16日
だるま寺西来院を出発した後のワタクシである。
西来院と首里城の間にある
枯山水のある静かな万松院で文殊菩薩さんに
ブツブツとご挨拶をして
そのまま未知の道を進んで
気づけばその未知の道は首里城への近道となり
再建中の首里城をちらりと再見しながら
金城町の石畳に抜けたのはいいのだが
だるま寺での雨に洗われてスッキリとした空に
濃い青空が現れて
汗だくになったワタクシは日陰を求めて
脇道へと逸れて大アカギの下で蚊に食われながら
涼を取った気分になり
赤瓦の公民館の畳の上でゴロンとDSを楽しむ
キッズを羨ましく思いながら
更に脇道へと進んで井戸の撮影の挑んで
このまま識名宮まで抜けてみようかと思い
自信を持って登った坂道はどうやら違う道で
首里の街並みを眺めて
振り出しに戻ったところで暑さでノックアウトである。
目の前で用意周到なおばさまが
膝が大笑いするであろう急な石畳を片道だけ歩いて
ゴール地点にタクシーをお迎えに呼んでおく
容易な観光スタイルを採用しているのに
大いなる感動を覚え
ワタクシは水分補給して
膝の大笑いするであろう急な登り坂の石畳を
モノレール駅まで戻る。
行きに眺めた公民館では相変わらず
ゴロゴロとDSがプレイされている。
夏休みではないのに感じるあの夏休み感に
大いなる感動をおぼえて
モノレールに揺られて寝床へとちょこちょこと戻る。
さて翌日。
笑い上戸の膝はかろうじて平静を装っているのだが
ふくらはぎ氏は過剰な負荷によってご機嫌斜めなようで
パンパンに膨れ上がっている。
うむ。
どうやら少しふくらはぎ氏の機嫌をとったほうがよさそうである。
そう思った心優しいワタクシは
午前中は寝ぐらでおとなしくふくらはぎ氏を労り
そろそろ我慢できずに騒ぎ始めた腹の虫と
お久しぶりの登場を果たそうとウズウズしているアトピー 氏のために
のんびりと近くの三重城へと散歩に向かった。
これだけ那覇をちょこちょこと移動していても
三重城は初めてである。
海へ抜ける道を求めて矢印の案内する方へ向かうと
海ではなく鳥居に出逢う。
むむ。
ワタクシはここで漁港に出るはずであったのだが
ご縁があったので鳥居をくぐって
ご挨拶。
こんにちは。
絶好調の挨拶運動である。
さて、
目的の三重城から波の上にかけて
歩きながらお久しぶりであるアトピー 氏の
海水欲を満たしていく。
素晴らしいワタクシの記憶力は
ここでこの日の記憶と見事におさらばである。
さて。
明日はついに末吉宮の大冒険である。