本棚を整理して手放したもの
年末、本をたくさん手放した。
装丁を含め「本」というアイテムが好きだ。たくさん持っていたが、ひとり暮らし、結婚…と生活の変化と供にその数は徐々に減ってきている。
子どもが生まれてからは、さらにゆっくり読む時間もないし、しょっちゅう図書館で本を借りるため読み返す時間もない。
それで、意を決して本棚のこのスペースに入るだけと決めて数を厳選。以後は、はみ出してきたなと思ったらリユースに回すことにしている。
以前は、暮らし系の本が多かった。住まいや食事、着るものなど生活の一部を切り取った写真や文章から、その雰囲気を味わうような本たちだ。
そこに綴られる丁寧な生活は、いかに効率的に家事をこなすかを日々考えている自分にとっては、まるでファンタジーの世界を覗いているようだった。
でも、あまり興味がなくなった。少し時間の余裕が持てるようになった今、全く出来ないことではなくなったからだ。
今年手放したのは、ビジネス書が多かった。入っている自分軸手帳部内でおすすめされたり、Voicyで小耳に挟んだりして手にとったものだ。
特に自分はどうなりたいのか?と問う本が多かった。買ってはみたものの段々積読が多くなり、年末には何だかもういいかなあと思うようになっていた。
「何者かになりたい」
本と共に、そんな気持ちを手放した。
なるんじゃなくて、ありたいように生きていく。本棚は心からのワクワクとときめきを並べたい。