この時期、「ビヤホールランチョン」の名物といえば、 間違いなくカキフライであろう。 カキチャウダーに生牡蠣、そしてカキフライという「カキ三大メニュー」を目当てに足…
やあ、やあ、みなさん。 おひさしぶり。 怒涛の数カ月を乗り越え、2冊刊行しました。 1冊は発売1週間で重版しました。もう1冊はこれからに期待(笑)。 ひと息つく間も…
18時になったらカネスに行こう。 まずは瓶ビール。 陽気がいいから、湯豆腐じゃなくて、冷奴にしてさ。 いや、疲れているから、柳川もらおうかな。 煮込み? ん、今日は…
いま、あるテーマに基づいて、職人さんを取材している。 今日は、電気工事士さんにお話を伺った。 彼は父のお友だちであり、後輩だ。 彼のオフィスで、 「この椅子も僕が…
いつもの店であの人を待つの。 寒くたって平気。 瓶ビールと厨房からの湯気があれば、 いくらだって待てちゃうもの。
カルボナーラを食べると思い出す。*写真はナポリタンです、念のため。 何日目だかわからない……徹夜での校了作業を終えたあと、 「最高に旨いカルボナーラ、つくってや…
目をつむっているのに、 まぶたの向こう側が透けてみえる、そんな一日。
地方のホームセンターに。 二階にはお札や位牌、お塔婆が大量に売られていた。 私は一式抱えてレジに並ぶ。 「お寺さんでもなく仏具屋さんでもなく、こんな場所(安売の…
名刺が届いた。 気づけば……もう8年のお付き合い。 用紙は半分空気を含んだような、ふわっとした手ざわりのハーフエア。 用紙の色はスミ文字がやさしく映えるコットン…
洋食屋にとって欠かせない料理のひとつが卵料理だ。近頃は「懐かしい!」とオムライスを注文する人が多いそうだが、この店はオムレツも自慢だ。 それにオムレツは、料理人…
ほんのちょっとだけ暖まりたかった。 だから、マッシュポテトのホットサンドイッチを頼んだ。 待つことしばし。 出てきたそれは、こんがり焼かれてはいるものの、耳は付…
辛いものは苦手だが、カレーは好きだ。 実家のカレーに安心し、エチオピアのカレーには裏切られたくないから、なるべく食べない。 ならば……共栄堂となるが、仔細あっ…
見覚えのないフォルダがあった。その名はThat's。 知らない誰かが囁く、「クリックしてごらんよ」と。 ためらわず開けてしまう。 そこには、まったく知らないフォーマッ…
さきほどまで、あるレストランにいた。 そこに、一組の男女があらわれた。 本の町ならではの、いつもの光景通り、そのふたりも本がたくさん入った紙袋を抱えていた。わた…
原稿書きに疲れて、本屋さんに行った。 本屋さんは、酒場と同じくらい大好きな場所だけれども、 棚を見れば見るほど、毎度落ち込む。 まずは 「世の中、本ありすぎ。私がつ…
ひさだひさ
2018年10月30日 19:52
この時期、「ビヤホールランチョン」の名物といえば、間違いなくカキフライであろう。カキチャウダーに生牡蠣、そしてカキフライという「カキ三大メニュー」を目当てに足を運ぶ人は多いはず。けれども、今日はあえて「メンチカツ」を選んだ。メンチカツはオールシーズンいただけるお料理で、もう何度も、それこそ数え切れないほどオーダーしているのに、どうしても&無性に食べたかったのだ!そのワケは……ちょっ
2018年10月8日 05:11
やあ、やあ、みなさん。おひさしぶり。怒涛の数カ月を乗り越え、2冊刊行しました。1冊は発売1週間で重版しました。もう1冊はこれからに期待(笑)。ひと息つく間もなく、次から次へと……追い込まれています。そんな毎日だからこそ、“こっち”のわたしも大切にしなくちゃ、と思った次第。 #編集者 #フリーランス #書籍 #重版
2018年3月15日 18:24
18時になったらカネスに行こう。まずは瓶ビール。陽気がいいから、湯豆腐じゃなくて、冷奴にしてさ。いや、疲れているから、柳川もらおうかな。煮込み?ん、今日はいいよ、我慢する(笑)あ、焼酎ハイボールくださーい。そ、ここは氷が入ってないのがいいんだよね。毎日来ている種屋のおじさんとポツリポツリと会話して。「ねえさん、最近見なかったねぇ。忙しかったのかい? それにどうしたの? 今
2018年2月27日 09:36
いま、あるテーマに基づいて、職人さんを取材している。今日は、電気工事士さんにお話を伺った。彼は父のお友だちであり、後輩だ。彼のオフィスで、「この椅子も僕が作ったの。ここに、アナタのお父さんが座って打ち合わせしていたんだよ。ここからなら、外の景色が見えて気持ちがいい、とよく言ってたなぁ」という、彼の言葉にあらためて、“やっぱりもう、父は過去の人間なんだなぁ”と。でも、帰りしなに、その“
2018年2月23日 13:26
いつもの店であの人を待つの。寒くたって平気。瓶ビールと厨房からの湯気があれば、いくらだって待てちゃうもの。
2018年2月14日 00:05
カルボナーラを食べると思い出す。*写真はナポリタンです、念のため。何日目だかわからない……徹夜での校了作業を終えたあと、「最高に旨いカルボナーラ、つくってやるよ」と、コワモテの上司が編集部のキッチンに立った。食欲なんてとてもとても。それよりも睡眠欲……とにかく横になりたい、弛緩したい……それがなによりのご褒美であり、ご馳走のはずだった。それなのに、プロセスのポイントを解説しな
2018年2月8日 18:25
目をつむっているのに、まぶたの向こう側が透けてみえる、そんな一日。
2018年1月25日 14:05
地方のホームセンターに。二階にはお札や位牌、お塔婆が大量に売られていた。私は一式抱えてレジに並ぶ。「お寺さんでもなく仏具屋さんでもなく、こんな場所(安売のホームセンター)で用意されるのは嫌だなぁ」「うちには立派なお仏壇があってよかったなぁ」と父に言うと、「なに言ってんだ。お前の入るところはないよ」とケラケラ笑われた。「だいだい、自分で自分の塔婆買ってどこに行くんだい?」と訊
2018年1月12日 16:38
2017年12月26日 13:00
名刺が届いた。気づけば……もう8年のお付き合い。用紙は半分空気を含んだような、ふわっとした手ざわりのハーフエア。用紙の色はスミ文字がやさしく映えるコットン。活字特有のタイプフェイスがまた美しい。毎々うっとりさせてくれて。そしてまた、もっと本づくりに精進せねば、と思わせてくれる。この名刺があるから、わたしは、誰にでも取材ができる、お話をうかがうことができる。今までも、これから
2017年12月16日 00:59
洋食屋にとって欠かせない料理のひとつが卵料理だ。近頃は「懐かしい!」とオムライスを注文する人が多いそうだが、この店はオムレツも自慢だ。それにオムレツは、料理人の腕が問われるメニュー。もちろん、ほかの料理もそうではあるが。さて。外側はシワひとつなく、スーッとなめらか。だが、ひとたびスプーンを入れると……とろ〜り溶け出すのだ。ちなみに、この店はベシャメルソースでいただくスタイル。だから
2017年12月15日 13:09
ほんのちょっとだけ暖まりたかった。だから、マッシュポテトのホットサンドイッチを頼んだ。待つことしばし。出てきたそれは、こんがり焼かれてはいるものの、耳は付いたままだった。「ま、仕方ないか……」と頬張ると、それはあまりにも冷たかった。冷蔵庫から出てきたばかりのマッシュポテトには、うっすらと霜が。おまけに珈琲はたいそう煮詰まり、付け合わせのチップスにはひとすじの髪の毛。
2017年12月5日 10:39
辛いものは苦手だが、カレーは好きだ。 実家のカレーに安心し、エチオピアのカレーには裏切られたくないから、なるべく食べない。ならば……共栄堂となるが、仔細あって行きにくい。で……ランチョンで“ハレーライス”を所望すると店主に煙たがられる。ジャズオリンパスもいいが、カレーより“音”にそそられ、パンチマハルは、オペレーションが気になる。で、久々にデリーに。あれ……ミスったぞよ。ああ
2017年11月30日 10:17
見覚えのないフォルダがあった。その名はThat's。知らない誰かが囁く、「クリックしてごらんよ」と。ためらわず開けてしまう。そこには、まったく知らないフォーマットだけれども動画データがあった。「ほら、クリックしてみなって」とまたうながされた。「見たことを後悔する」という気持ちと「見ずにはいられない」という好奇心が交錯したが、結局、見てしまった。ああ……そうか、そういうことか
2017年11月29日 20:20
さきほどまで、あるレストランにいた。そこに、一組の男女があらわれた。本の町ならではの、いつもの光景通り、そのふたりも本がたくさん入った紙袋を抱えていた。わたしはわたしで、いつものようにビールのグラスを傾け、気に入ったノートに万年筆を走らせている。ふと、あちらの席を見ると、女性の美しい横顔が目に入った。「きれい……」と感じた途端、「あ、女優の●さんだ」と認識した。華美な装いではなく、
2017年11月25日 21:56
原稿書きに疲れて、本屋さんに行った。本屋さんは、酒場と同じくらい大好きな場所だけれども、棚を見れば見るほど、毎度落ち込む。まずは「世の中、本ありすぎ。私がつくった本、埋もれる」となり、「ま、これだけ出てりゃ、売れなくても仕方ない」と慰め、「だから、私でも本つくることできる」と納得させている。なんてイイワケ&自己肯定したのちは、「安っぽい紙だなぁ」とか「また同じ企画か」とか「束も