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読書録#002『1分で話せ』

はじめに

こんにちは!
今週は、伊藤羊一さんの「1分で話せ」を読んだので、
こちらをご紹介いたします。
この本は、”伝える”技術が詰まった一冊です。
ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも大事なことを相手に
シンプルに伝えたいときってありますよね?
そんな時に役立つノウハウが詰まっていました。

私自身、社内で社員に向けて物事を発信することが多い立場にいて、
朝礼や会議での発言が多いです。
でも、話している途中で本当に”伝えたいこと”が
相手に届いているのかわからないことが多くて悩みの種でした。
そんな悩みを解決するヒントを得られた気がします。


この本の概要

「1分で話せ」は伊藤羊一氏が経験をもとに執筆された、コミュニケーション技術の指南書です。
テーマは「大事なことをシンプルに伝えること」です。
伊藤氏は本書の中で「どんな複雑な内容でも1分で伝えられる」と語っています。その具体的な方法を、プレゼンや会議など実践的な場面に合わせて、
意識をすれば明日からすぐに取り入れられるような内容が満載です。

この本のポイント

■プレゼンの目的は”相手を動かすこと”

プレゼンテーションは、自分が伝えたいことを提供するだけの場ではなく、
その先に相手に具体的な行動をさせることがゴールです。
相手を動かすためのプレゼンテーションは、
行動のゴール(=相手に何をしてほしいか)が明確で、
利き手がそれに向けて自然と動きたくなるような内容にすることが大切です。

準備の段階で
「相手が何に興味があるのか」
「相手が動くにはどうするべきか」
「そもそもキーパーソンは誰か」を常に意識して、
その目標に向かって組み立てることが必要です。

■人はあなたの話を”80%”は聞いていない

「自分が伝えたいことを一生懸命伝えれば、人は聞いてくれる」
この考え自体がそもそもの間違いです。
実際にあなたは常に人の話を100%聞いていますか?
(※私は聞けていないと思っています。。。)

人はそもそも8割以上話を聞いていない前提があるので、
「1分で話せるように話を組み立てて、伝える」
ことが重要になります。

1分の内容で動かない人は5分かけようが30分かけようが
きっと動きません。
そのためにも、端的にわかりやすくロジックをたてて伝えることが大切です。
1分で話す力を鍛えることで、限られた時間の中でも
しっかりと相手に伝わり、行動を促すことにつながります。

■”左脳”と”右脳”の両方に働きかける

人は左脳(ロジック)で理解し、右脳(想い)で感じて
やっと動けるようになります。
この両方に働きかけるためには、
ロジカルに伝えることも、熱狂するマインドも両方大切になってきます。

”左脳”に訴えるためには、まずは”結論”から伝えることを意識します。
結論→根拠→具体例の順に話し、聞いている人にとって伝えたいことが何なのかをなぜなのかをはっきりと理解させることができます。

また、”右脳”に訴えるためには、自分自身を客観的に見つめながら、聞き取りやすい声やトーンの抑揚を意識し、
中学生でも理解できるようなシンプルな言葉で話すなど
情緒面でも意識することが重要です。

最後に

プレゼンテーションの目的は「相手を動かすこと」です。
本書はプレゼンの極意が詰まった一冊ですが、
コミュニケーションスキルの基本でもあると思います。
あなたがプライベートやビジネスなどシーンを問わずに
相手に確実に伝えたいことがあり、行動を促したいのであれば、
この本に書かれたノウハウはきっとあなたの役に立つと思います。

まずは、私も明日から「ゆっくり話す」ことを心がけるところから始めます。
※早口になりがちな自覚があるので、、、
小さなことから一歩一歩、日々変わっていけたらいいなと思います。


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