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地域とつながる、創る学芸会

「学校のために何かしたいんだよね。遠慮せずなんでも言って!」そんな地域の方の言葉をきっかけに、学芸会の照明や放送係を地域の方々に協力していただくことになりました。学校と地域のつながりを深める取り組みとなっています。

1.地域との協働による学芸会の実施

  • 地域人材の活用 :学芸会の照明や放送係を地域の方々にお願いしています。地域の方々の協力により、質の高い舞台演出が可能となり、子どもたちの発表をより魅力的に引き立てることができています。

  • 教職員の負担軽減 :小規模校では教職員数も限られているため、地域の方々の協力は教職員の負担を軽減します。教師は児童の指導に集中でき、より充実した発表準備が可能になります。

  • 世代間交流の促進 :地域の方々が学芸会の準備段階から関わることで、子どもたちと異世代の交流が生まれます。このことは子どもたちの社会性を育む貴重な機会です。また、自分たちの発表を楽しみにしている人がいるという実感は、子どもたちの自信を育む要素にもなります。

2.持続可能な地域との教育活動の視点

  1. 相互理解と信頼関係の構築 :地域の方々が学校行事に積極的に参加することで、学校と地域の相互理解が深まります。

  2. 地域の教育力の活用 :地域全体で子どもを育てるという意識が醸成されます(もともと、その辺の意識は高い地域ですけど笑)。子どもたちが地域の方々と協働することで、地域への愛着や帰属意識が高まります。これは将来の地域の担い手の育成にもつながります。

3.実施のポイント

  1. 事前の丁寧な説明 :顔を合わせて依頼できる関係づくりが大切です。そして、地域の方々に協力を依頼する際は、学校の意図や期待する役割を明確に伝えます。

  2. 感謝の気持ちの表現 :練習時に子どもたちから地域の方々への感謝の気持ちを伝える機会を設けています(決してそれが目的ではないのですが)。担任の先生たちが自然な形で作ってくださっていることに感謝しています。

  3. フィードバックの共有 :学芸会後に成果や課題を地域の方々と共有し、次回への改善点を話し合います。去年の反省を生かし、今年はさらにスムーズになりました。

  4. 定期的な交流 :学芸会以外でも地域の方々と交流する機会を設け、関係性を継続的に深めています。防災を中心とした小中の合同学習等でもお世話になっています。

地域の方々を「見る側」から「創る側」に巻き込むことで、より深い関わりと理解が生まれ、持続可能な教育活動の基盤が築かれています!

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