Review: CD『TIME』田中義人
田中義人の肩書きといえば
天才
である。
命名したのは、スガシカオ。
2007年のライヴにて。
そんな天才が
2015年春に局所性ジストニアを発症。
脳外科医が
「最近誰のレコーディングやってるの?」
と聞いて、
出てくるビッグネームに
手術室一同驚いた話も
すべらない話になるほどの完全復活である。
もちろん
2018年10月に代官山で行った
復活ライヴに足を運んだ時から
完全復活を感じていたが
新たな創作が世に出てこそ
天才 田中義人 ここにあり
である。
Mummy-Dやさかいゆうなど
様々なアーティストとの共演が
全てにおいてシナジーをおこしたアルバムは
配信ではなく
是非ともCDで手に取って貰いたい。
叶う事なら
レコードでも聴いてみたい。
現在、氏は愛用している
1960年製Fender社Stratocasterを
完全復活させようとしている。
次作では愛機の完全復活も期待され
今から興奮を隠せない。
まずは
天才が創り上げた本作『TIME』を
聴いた瞬間から
コロナ禍を忘れるほど興奮して貰いたい。
そう、天才 田中義人の音楽は
そういう音楽なのだから。