まいふな誌面コラムより 値域でお金を回す事 コラムVol.53
コミュニティラジオの可能性
先日から船橋でコミュニティFM局を立ち上げすることを目的にしたコミュニティラジオ収録を開始しました。
週1回、毎週水曜日の20時から配信開始。「船橋おっさんダンディーズ」というチーム名で30代から50代の男性4人が「どうやったら世のおじさんは女性にモテるようになるのか?」語り合う他愛もない番組です。
ラジオの世界は、インターネットとアプリの普及によって大きく変わりました。昭和にチューニングをして、リアルタイムにラジオの前にいなければ聴けなかったラジオ。「仕事をしながら」「家事をしながら」「運転しながら」「受験勉強しながら」聴くというスタイルが一般的でした。番組とパーソナリティ、時間帯で視聴者を想定して広告出稿するのが主流だったものが、インターネットの普及で様変わりしました。
誰が聴いているのか?どの時間帯に聴いているのか?何回聴いているのか?などが全てデータで取れるようになり、電波が届かないところでもインターネット経由で聴けるようになったのです。
音声アプリとSNS普及で自分の趣味やコミュニティを追及している「ヲタクな人」が情報発信者になれるように。聴き逃した放送をまとめて聴くこともできるようになり、音声メディアはこれまでとは異次元の進化を遂げています。
コミュニティの重要性
今の日本、貧富の差が激しいと言われていますが、最底辺と言われる貧困層でも食事をして、服を着て、何かしらの場所で雨風をしのぐことが出来ます。義務教育の中で最低限の読み書き、計算などを習い、身に付けることができます。国民であれば皆が「障がい者年金」や「生活保護」を受ける権利を有しているので生きていくだけを考えてみればこれまでの日本の歴史の中では最も恵まれた時代に生きていると言えるでしょう。
コツとやる気をつかみ、腹を決めてしまえば、簡単にお金を稼げる社会になっていると言えます。そうした中、私たちがどう生きていくのか?何を大切にして生きていくのか?が問われている社会がやってきました。
一人一人が大切にしているものを認識し、それに対して時間と知識を注ぎ、仲間を集め、限られた人生の時間をなるべく有効に活かしていく…
どこで自分の時間を過ごすのか?都会の喧騒の中なのか、ビジネスの競争の中なのか…自然とともに生きていくのか、大切な人を大切にしながら生きていくのか。他人と自分を比較して「他人の物差し」で「他人の価値観の時間を生きる」のではなく自分の人生を自分の意思で生きることが求められていると思います。
そうした時代には、「自分がここにいるよ」ということを自分と同じようなことを考えている「まだ見ぬ誰か」に伝えるのが必要になります。
1億総発信社会なので、みんなで何かを創っていくということが求められています。人生百年時代、人生の壮大な暇つぶしを何によって行うのか…そんなことを考え、コミュニティラジオを始めます。
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