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破天荒フェニックス講演会@福岡

破天荒フェニックスの講演会が福岡であるということで参加してきました。

海外に積極展開しているアイウェアチェーン、OWNDAYS(オンデーズ)の社長である田中修治さんと、なんと特別ゲストでOWNDAYSのCFOである奥野良孝さんもいらっしゃっていました。
※奥野さんは普通にチケットを買って観客として来るとTwitterに投稿されていましたが、行ってみると登壇されていました!ラッキー!

田中社長は多くのメディアに出ており、色んな情報が記事になっているため、この noteでは講演会の中で面白い!と思った内容をシェアさせていただきます。

もし、破天荒フェニックスを読んだことがないのであれば、買って読んでみてください。絶対に後悔しないオススメの一冊になっています。


面白い!と感じたこと
1、社員にTwitterを推奨している
2、"1000人に一生買ってもらう"ことを目指す
3、子育ては落差が大事
4、「幸せ」と「豊かさ」の違い
5、奥野さんの名言

1、社員にTwitterを推奨している

OWNDAYSでは社員にTwitterを推奨しているようで、約10%〜20%の社員の方がTwitterを利用して情報を発信されているそうです。実際、私もOWNDAYS関連のツイートをした時に10人以上の社員の方にいいねをしていただきました。

では、なぜ社内でTwitterを推奨しているか?

それは、「セールスという面で他社と差別化するため」だそうです。
メガネは差別化がしづらい、という話をされていましたが、消費者からすると「軽くて」「丈夫で」「カッコ良い(ファッション性が高い)」というのが当たり前になってしまっており、私もメガネを付けていますが、今までそこまで拘りを持って選んだことはありませんでした。
商品自体は年々良くなってきているのだと思いますが、消費者が求める最低限の質(利用するのに困らないライン)はどの会社も超えており、メガネ業界は持続的イノベーションを繰り返しているイメージです。

中にはJINS SCREENなど機能性アイウェアで新市場の開拓を行なっている会社もありますが、基本的にユーザーにとってメガネは、(拘りがなければ)どこで買ってもある程度安く、機能面も困らないものになっているのかなと感じました。
ウルテム素材を使用することで劇的に軽くなったとしても、安さに慣れている消費者に対してその価値を伝えるのはそう簡単なことではないのかなと思います。

そこで田中社長は、自社を選んでもらう理由として、店舗の人にフォーカスをしているそうです。店舗スタッフに顧客がつき、OWNDAYSのことが好きになることによって、リピートしてもらうという動きを活性化させるためにTwitterを利用しているということですね。(この戦術と海外展開力の掛け算で、急成長されているのかなーと考えながら聞いていました!)
実際、講演会に行く前にOWNDAYSアミュエスト博多店に寄ってきましたが、店員さんがとても気持ちの良い接客をしてくださいました。近々あの女性の店員からメガネを買いたいです。

最近、私の周りで「業務時間内にTwitterをするのはどうなのか?」という話が出ていましたが、個人的にはOWNDAYSのようにガンガンTwitterを使っていくべきだと考えています。

私たちB2B企業も顧客とTwitterで繋がっていき、タッチポイントと接触回数を増やすべきだと感じました。

2、"1000人に一生買ってもらう"ことを目指す

マス広告を大々的に行い、100万人にメガネを購入してもらうより、1000人に一生OWNDAYSでメガネを買ってもらえるような状態を作ることに注力されているそうです。

多くの企業では認知させるためにマス広告を使いますが、この1000人という母数を少しずつ増やしていき、ある程度の母数が集まったところでマス広告を実施すると広告効果がアップするという話はかなり納得しました。

私たちの会社でもマス広告に対する議論がありますが、フェーズによって使う広告や戦略を変えるという意味で勉強になりました。

3、子育ては落差が大事

私は4歳になる息子と1歳の子供がいるため、とても参考になった話です。
田中社長は落差を大事にされており、この落差の体験により「当たり前」や「普通」という先入観を持たない人なる。と仰っていました。

例えば、シンガポールのマリーナベイサンズの屋上プールで5000円のハンバーガーとトロピカルジュースを飲ませるという俗に言うお金持ちが体験している世界を経験させます。
次に、フィリピンのスラム街に連れて行き、道で子供が焼いた3円の肉を食べさせます。

そうすると、とても良い生活をしているお金持ちもいれば、貧しい人もいるということを実体験し、将来、物事を色んな角度から見て幅広く考えられるようになる、という考え方です。

これは、身近なことでも体験させることが出来ると思ったので、自分の子育てでも実践していくのと同時に、自分自身もこの体験をしなければ考え方や幅、深さが限定されると感じたので子供達と一緒に体験していこうと思いました。

4、「幸せ」と「豊かさ」の違い

OWNDAYSには一つの夢があるそうです。それは、【OWNDAYSに関わる全ての人が豊かになるように】という夢です。

「豊かにする」と聞いて、相手を幸せにするということを連想したのですが、田中社長曰く「幸せ」と「豊かさ」は全く違うそうです。

幸せとは、その瞬間瞬間の状態を表すもので、不幸せな状態があって初めて成立するものだそうです。

例えば私が焼肉が大好きで焼肉を食べているとします。この状態にシュチュエーションが加わります。

A:私の右の席に金持ちの人がいて、最高級A5ランクの和牛を食べている
B:私の左の席に貧しい方がいて、賞味期限が切れている安くて固そうな肉を食べている

Aの場合はどれだけ焼肉が好きでも、幸せと感じることはできないのではないでしょうか?どちらかと言うと、金持ちの人は美味しい肉が食べられていいなと、不幸せな気持ちにもなってしまうかもしれません。

では、Bの場合はどうでしょう?自分は恵まれた生活をして、大好きな肉が食べられる、なんて幸せなんだろう!と感じるのではないでしょうか?

このように、幸せにするというのは、相手の状態によって変化するため、幸せにしようとしても自分ではコントロールすることが出来ません。

しかし、「豊かにする」ことに関しては状態に左右されません。
破天荒フェニックスを読まれた方であれば分かるかと思いますが、東北の震災時にメガネを持って被災地に向かい、目が悪くて家族の安否が確認できなかった方がOWNDAYSが届けたメガネを通して家族の生存を確認するシーンがあります。
この今まで出来なかったことが出来るようになることによってもたらされるものが「豊かさ」になります。

これはもう破天荒ではなく、ただただ奥が深い、良い話を聞かせてもらっているという気持ちでした笑

誰かに何かを提供して喜んでもらいたいのであれば、豊かになってもらきたい!という気持ちが大事なんだなと感じました。

5、奥野さんの名言

最後に奥野さんの話を紹介したいのですが、正直奥野さんのお話はどこまでお話して良いか判断できません!笑
なので、とても心に残った言葉を載せさせていただきます。

実は、講演会の2日前にこのようなツイートを発見しました。

それに対して、「田中さんから見た奥野さん、奥野さんから見た田中さん」について質問をしていたら、コーディネーターがこの質問をぶつけてくださいました。そして、奥野さんからこのような回答を頂きました。

「もし、田中がいなかったらOWNDAYSはここまで成長していなかった。そして、もし、私(奥野さん)がいなかったらOWNDAYSは倒産していた。」

こういうのを、運命的な出会いというか巡り合わせなんだろうなと感じました。

今後、いろんな人と出会い、多くの経験をしていくのだと思いますが、このような運命的な出会いが何度か訪れるのだろうと思います。

このチャンスを掴むためにも、また今日から「破天荒」に暴れていこうと感じた、とても良い講演会でした。

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山縣 昇也
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