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【読書感想文】男たちの友情と冒険が詰まった一冊!『わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)』
男だけのグループが、三重県の神島で繰り広げるキャンプ物語。
彼らは、ただキャンプをするだけでなく、日常を忘れ、自分たちだけの世界を作り出します。カレーや豚汁など、シンプルな食事を囲みながら、友情を深めていく様子がなんとも微笑ましい。
特に印象に残ったのは、蚊にたかられたり、テントが浸水したりするハプニングの数々。しかし、彼らはそれを笑い飛ばし、友情を深めていく。作者のユーモアあふれる表現は、クスッと笑ってしまう場面も多く、まるで自分もキャンプに参加しているかのような錯覚に陥るほど。
この本を読むと、昔、林間学校でキャンプに行った時のことを思い出す。たき火を囲んで語り合ったり、みんなで協力して食事を作ったりしたあの頃。椎名さんの本を読んで、あの頃の友情や冒険心を再び感じることができた。
『わしらは怪しい探険隊』は、単なるキャンプの記録にとどまらず、友情や人生の喜びについて考えさせられる一冊でもあった。