【読書感想文】ギリシャ神話、新たな解釈の冒険譚『レオとゴルゴンののろい ブラウンストーンいちぞくのぼうけん』
英雄になりたい少年レオの冒険を描いた物語。ある日、レオは偶然の勘違いから町の人々に英雄として扱われます。その期待に応えようと、彼は女神アテナの命令で次々と怪物退治に挑むことになりました。
本書の見どころは、レオの成長過程でしょう。最初は自分に自信がなく、嘘をついてしまうレオですが、冒険を重ねるうちに真の勇気と正直さを身につけていきます。例えば、ゴルゴンとの戦いでは、相手を傷つけることなく勝利します。この経験を通じて、レオは自分の力を信じることの大切さを学ぶのです。
そんな感じで物語は軽快な展開で進み、ページをめくる手が止まりません。レオが様々な怪物と戦う場面は、スリル満点で楽しめます。
冒険あり、友情あり、成長ありと、読み応えのある一冊です。ギリシャ神話に興味がある人はもちろん、勇気や正直さについて考えたい人にもおすすめできる作品です。