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【読書感想文】自分探しは冒険の始まり『はなかっぱ (角川書店単行本) Kindle版』

主人公のはなかっぱくんは、頭にお花が咲くユニークなカッパです。まだ自分の花の種類が決まっていない彼は、大人になるまでに、たくさんの経験をして、自分らしい花を咲かせようとします。この設定は、まさに「自分探し」そのもの。私たちも、きっとどこかで「自分は何者なのだろう?」「どんな人生を歩みたいのだろう?」と考えたことがあるはずです。

はなかっぱくんの周りの大人たちも、印象的です。特に、おじいちゃんと呼ばれるはすじろう爺さんは、孫であるはなかっぱくんに、人生のアドバイスをしてくれます。「急がなくていいんだよ。ゆっくり自分のペースで進んでいけばいい」という言葉は、現代社会で忙しく生きる私たちに、心のやすらぎを与えてくれます。

私がこの作品を読んで最も心を打たれたのは、はなかっぱくんの成長です。彼は、失敗を恐れず、様々なことに挑戦していきます。この本を読んで、私も何か新しいことに挑戦してみたくなりました。

「はなかっぱ」は、子ども向けの絵本でありながら、大人も共感できる普遍的なテーマを描いています。それは、私にとって、自分自身と向き合い、本当にやりたいことを見つけることの大切さでした。

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