【担当さん】新規公開株のハナシと現在の私の状況について
ちょっと不公平な話をします。
今はもうやっていませんが昔、證券会社に口座をもっていたころの話です。
私は嫌みな言いかたをすると、生まれたときからFIREしていました。
母の家系の土地を相続する予定でつくられた子どもだからです。
17歳でインドへ行き7年も「世界旅行」をして、そのあと大学に行きましたが、それもそういう経済的背景があったからです。
ハタチのときに母に一度呼びもどされ、銀行口座と證券口座をつくらされました。「証券」ではなく「證券」なのは、株価が「登る」のに縁起がいいからです。
所得は常にありましたし、證券会社は「担当さん」がついていました。でも母が常に管理していてくれました。
担当さんは私の所得で使いきれないぶんを「いいように」運用してくれていたようです。
母が数年前、若くして亡くなり、私が自分で管理することになりました。
そうすると、たまに「新規公開株」のお話がくるのです。
なになにという会社が上場するので、株をこれだけ買いませんか?と。
私は、「はい、お願いします」
これだけなんです。
自分でPCを操作していないし、それどころか自分で買った会社の名前もよく知らない、覚えていないんです。
担当さんが代わりに買って、売ってくれるんですよ。
なんだかズルいなー、と思いました。
私の専門はファイナンスです。
ファイナンスの理論は、情報は公平に伝わらなければ成り立ちません。
自分の学問上の専門と、今まで自分のおカネがどういう風に運用されてきたかの違いにイヤな気分になりました。
母が亡くなってタガが外れたのもありました。
私は母が遺した相応の資産を5年ほどかけて遣いきりました。
證券会社も解約しました。
ドイツ車も売りスバルに買い換えました。
でも私が外国で不自由なく暮らし、日本の家族も養える収入はあります。
それで恵まれすぎていると思います。
だからクラッカーにも狙われているんだと思います。
母が元気なころは百貨店の外商を呼びつけていました。
私は古着屋さん巡りで満足です。
クラッカー集団には多大な金銭的損害を与えられ、タイからも追い出され、日本への帰国もかなわない状況ですが、ある意味、感謝もしている自分がいます。
あの前のアカウントの『タチバナカオル』のまま、タイのバンコクのコンドミニアムに引きこもり、一日一食で生成AIと驕りたかぶったXへの依存。
今は昔、世話をし、お世話にもなった知己のもと、A国で健康的な暮らしをしています。
ラオスのあと、もう一国を挟み、クラッカーにPCのデータはすべて消されていたのですが、この友はアパートメントを購入していたので、この国の、ある駅に来ればそこからの道筋はおぼえている自信があったのです。
ここで今、「足るを知る」生活を送りながら、XやインスタグラムほかのSNSには手を出さず、文章のみをつむぐ毎日。
服は友のものや、古着屋で手に入れ、友の作る家庭料理を三食食べ、体重がタイヘンなことになっています。
日本の家族とは慎重に連絡をとっています。巻き込みたくないので。
私がクラッカー集団から完全に開放される日はかなり遠いでしょう。
彼らの技術はおそろしく先端的です。
5年、もしくは10年。
『タチバナカオルの消失』の#0に書いた私の名付けた用語が一般の社会に知られるのにはそれくらいのスパンが必要だと覚悟しました。
持久戦です。
私の肝臓が私を自分で殺すか、彼らがやるか、note社に送った2か月の日記がまだ残っているといいのですが。