見出し画像

時はきた:聖書をめぐる旅 6/14

6/14(火)
 決戦の時、運命の時、結果発表の時、時にはいろいろありますが、イスラエルの民に示されたのは、苦難の日、苦しみもだえて叫ぶ日です。
神様のために造られた神殿を、神様ご自身が破壊されます。
神様には、人間の想像を超えた目的があります。  

エゼキエル書7章

7ああ、イスラエルよ。滅亡の日のきざしは現れ、時はきた。苦難の日は近い。それは喜びの声を上げる日ではなく、苦しみもだえて叫ぶ日だ。 8-9やがて、わたしは憤りを注ぎ、おまえたちの悪のすべてを徹底的に罰しよう。もはや、あなたを惜しまず、あわれまない。これをしているのが、主であるわたしであることを、あなたがたは知るようになるだろう。
19金銀を投げ捨てよ。怒りの日には何の価値もなくなるのだから、がらくたのように放り出せ。彼らの罪の根本は金銀を愛することにある。それが、腹を満たすことも満足させることもできなくなるのだ。
23わたしの民のために鎖を用意せよ。この国は流血の罪で満ちているからだ。エルサレムは暴虐に満ちているので、わたしはその住民を奴隷とする。 24諸国の中でも最悪の国を、エルサレムに来させよう。彼らの家々を占領させ、彼らが誇っている要塞を破壊させ、神殿を汚させ、高慢の鼻をへし折らせる。 25イスラエルを切り捨てる時が、いよいよきた。平和を求めても得られない。

 時はきた。
ここでは、苦難の日、苦しみもだえて叫ぶ日のことを語っています。
 同じような言葉で、
「時は満ち、神の国は近づいた」
というイエスキリストの言葉を思い出します。
続く言葉も、「悔い改めて、神の福音を信じなさい」です。
 時はきた。
即ち、方向転換のタイミングが今であることを物語っています。
神様は、いつかではなく、
今日が、その時であると語られています。
今が恵みの時、今日が救いの日です。
この世も、人間が統治する時代の終わりがきます。
そして、イエス様ご自身が統治する時代、千年王国が到来します。
さらにその先、神様の白い御座の前に立つ時、
この方向転換が重要な意味を持つと思います。


エゼキエル書8章

5その方は私に、「人の子よ、北の方を見なさい」と言ったので、そちらを見ると、祭壇の門の北にある入口に偶像が立っているではありませんか。
10入ってみて驚きました。あらゆる種類の蛇やとかげ、おぞましい獣の絵が、イスラエルの民が礼拝する各種の偶像とともに壁一面に描かれているのです。 11そこに、イスラエルの七十人の長老が、シャファンの子ヤアザヌヤとともに立ち、それらの絵を拝んでいます。長老たちはそれぞれ香をたく香炉を持っており、一同の頭上には、香の濃い煙が雲のように立ちこめていました。
14その方は私を、神殿の北の門に連れて行きました。そこには女たちが座って、異教の神タンムズのために泣いていました。
16こう言うと、その方は私を神殿の内庭に連れて行きました。そこでは、神殿の玄関と青銅の祭壇との間に、二十五人ばかりの人が神殿に背を向けて立ち、東を向いて太陽を拝んでいたのです。

 「露呈」という言葉が思い浮かびました。
神様は、エゼキエルを祭壇の門の北の入り口から、一つ一つ
神殿の中で人々が行っていることを案内していきます。

・神殿の北の入り口の偶像
・神殿の隠れた部屋の中、壁の蛇やとかげ、おぞましい獣の絵を拝む長老たち
・異教の神のために泣く女たち
・神殿の玄関と祭壇の間で、太陽を拝む人々

 どれも、本当の神様ではないものを神様のようにあがめている様子です。
おそらく、外見上は見えない部分のことかもしれませんが、全知全能の主にあってはお見通しのことです。しかも、神殿で偶像を拝む、被造物を拝むという行為は、神様に対する明らかな背徳です。
全知全能の神様は、人間が見えないだろう、わからないだろうと思っていることも、すべてご存知です。
このお方を前に、正しいと言える者はいません。
ただただ、キリストの十字架の贖いによってのみ、神様の前に進み出ることができます。
 


いいなと思ったら応援しよう!