現実的なプロ野球球団の増やし方

 一年に何度か、プロ野球の球団を増やしたらどうだ、っていう話題があがります。

 ですが、この話題が出た時に、『セパ8球団ずつにする』という大前提になります。そのうえで話をされるので、分配ドラフトとかで贔屓のチームの戦力が大幅に弱体化してしまう、という既存のプロ野球ファンは、球団を増やすことに反対しがちになるのです。

 なので私は提案したい。
 セパ1球団ずつ増やしませんか?

 いや、奇数ではだめでしょう。と言いたいあなたの気持ちもわかります。

 この【セパ14球団】構想は、現状のシーズンの進め方では回せません。現状とは、交流戦の期間が決まっていて、通常シーズンが三連戦をひとつのカードとして進行している今の進め方のことです。
 これだと、各カードで1チーム休みになります。三連休とか四連休ができるわけです。
 もったいないです。

 という事で、【セパ14球団】と一緒に始めなければならないのは、【通年交流戦】です。
 シーズンを通して両リーグ3試合ずつリーグ戦をして、余った2チームで交流戦をするのです。

 組み合わせは、ホームアウェイを考えなければ7通りです。3試合ずつで1カードとして、総当たりには21試合必要です。
 この日程を、両リーグでずらしながら7回繰り返して、別リーグの7チームと3試合ずつと交流戦をする訳です。

 つまり、レギュラーシーズンは147試合になるので、現在の試合数とさほど変わりません。


 これらの提案には、良い点と悪い点があります。

 まず良い点。新球団で注目が集まった上に、通年の交流戦です。NFLのマンデーフットボールのように1試合だけ注目されるかもしれません。交流戦の優勝チームに、ポストシーズンのプレーオフの枠をあげるという策もありえます。
 また、出場選手が増えるので、今年の現役ドラフトされた選手のように、埋もれた名選手も見つかるでしょう。

 ですが、悪い点もあります。
 試合数が奇数になる為、ホームとアウェイの試合数がチームによって変わってくるという点です。
 その点は2年間で裏表させれば良いでしょう。ですが、シーズンの一位のチームが同率で並んで、規程でホームゲームが多いチームが優勝で、少ないチームが2位になった場合、物凄く揉めそうです。

 こんな感じで、大してプロ野球に詳しくない私の提案でした。

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