ちょっと、まってください
ナイロン100℃ 44th SESSION
『ちょっと、まってください』
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を観てきました 。3時間あったのね 。
ぜんっぜん気にならないほど 、面白かったです 。ひさびさに楽にお話に身を委ねていました 。
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“ 不条理演劇 ”というものを
授業のテキストでしか触れたことがなくって 、ガッツリ観たのは はじめて 。
前に ダイスキな星野源さん が
昔の先人たちの作品を パクるでもなくマネをするのでもなく 、
敬愛して 落とし込んで 自分の作品をつくることについてお話ししていることがあって 。
この舞台の演出家 ケラさん は
しっっっっかり愛をもって 作り込んでいるように思えた 。
別役実氏や『禿げの女歌手』を連想させられたり 。
出来事 と 感情 と 目的 が
どんどんどんどんズレていったり 。
話の本筋ではないと思っていたところが
いつの間にか主になっていたり 。
それらが
「ちょっと、まってください!」
って言葉を 中心に話が展開されてって
それが観てる私は すごく心地よくって 。
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でも 不条理演劇 というものを
知っていても 知らなくても
この舞台は ほんとうに楽しめる 。
はじめてナイロンを観たのが
去年の『消失』で 、
その時も はじまりの映像のかっこよさがたまらなかったんだけど 。
それが 今回も ま〜〜たまらなくて 。
演劇でしかできないことって
まさにこれだな 、て 。
役者も 力のある方ばかりで
ありえないはずの話が
ホンモノに思えるような 。
目的・障害があって 、そのために行動して 、その結果があって 、そしてそれがまたあらたな問題が起こって、、
の繰り返しが わたしたちだと聞いたことがあって 。
それを成立させてしまってる場が
あそこにあって 。
感激してました 。
あ〜おもしろかった!!!
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演劇 、さいきん距離があったけど
いいもの をたくさん観たいな 。
いい時間でした 。