ピントを合わせると世界は広がる
お正月飾りはこちらでは10日まで飾るらしい。
今日は近所でどんと祭をやっていたが、
「どんと祭」ではなく「とんど祭り」というのだとか。
郷に入っては郷に従えなので、それはそれとして楽しめる。
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その地域で行われている伝統や風習にとても興味がある。その地域がもっている歴史やストーリーも。
それがその地域の当たり前として存在して、そこに不思議を感じないことの可愛らしさ。
これが日本全体の当たり前となると話は別で、それはただの麻痺だと思う。
価値観の違う文化が一つの国にたくさんあるという豊かさは、これからもずっとあるべきだと願っている。
僕は日本から外に出たことがないけど、それで飽きたことはない。
まだまだ行ったことのない県はたくさんあるし、人生のうちで海外に行くことがなくても割と満足かもしれない。
でも、行ってみたい国はもちろんあるけど、ね。
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今、いま住んでいるところの現代史を調べていて、それがとても興味深い。ほんのちょっと遡るだけで、今からは想像もつかない過去が見えたりする。
その中で、気になることにどんどんピントを合わせていくと、あるところで壮大な物語を見つける。
というか、どんどんピントを合わせていく中で、複数の伏線が回収され、原点を見つけた時に、僕の中でビッグバンが起きるような感覚。
すごく感動する。
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ある人が不毛の死を遂げた。
その死を知った時、調べ始めはとても簡単な文章で綴られていて、僕の中で納得がいかず、さらに調べることにした。
そうしたら、その人の功績がちょっとずつ見えてきた。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、
それはキラリとひかる砂金のような光。
その光をかき集めたら、
その不毛な死を、不毛とは決して言えなくなった。
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具体的に書きたいけれど、まだ調べ途中なので書くことができない。
郷田マモラの漫画で、『きらきらひかる』という作品がある。
監察医が、遺体を検案する中で、遺体に刻まれた故人の人生が紐解かれていく話なのだけど、
毎回僕は心を打たれてしまって、これはドラマ化もされたけど、ドラマも本当に素晴らしかったな。今調べたら、漫画で最終章が出ていた!
絶対買いたい。
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そういえばアンナチュラルもそんな話だった。
脚本は野木亜紀子。
映画ラストマイルは凄かった。
あ、
新春ドラマのスロウトレインをまだ観れていない事に気がついた。
今日みようっと。