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5.1. 生物が生まれた場所

地球に生命が誕生したのは、地球が生まれてから数億年あとの、今から約40億年前だと考えられています。生命が誕生した場所についてもいろいろな意見がありますが、最も可能性が高い場所は深い海の底に熱い水が噴き出す場所(熱水噴出孔)の周辺ではないかと考えられています。熱水噴出孔は、海底に染みこんだ海水が地下で暖められて、海底で噴き出したものです。温度が200℃〜400℃もあります。現在の海底の熱水噴出孔の周りには、メタンやイオウを食べて生きている微生物が集まっています。地球で最初に生命がつくられたとき材料となったのは、有機物です。その有機物は、地球に元々あった材料で出来た可能性や、地球に降り注いだ隕石や小惑星からもたらされた可能性などがあります。最近日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂に有機物があることが分かりました。

JAMSTEC HP (https://www.jamstec.go.jp/j/kids/press_release/20090910/)