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5.2. 私たちを守ってくれる地球

地球上に生命が誕生するためには、海が必要でした。地球に液体の水が存在できる環境であることがまず第1に重要なのです。次に、地球に磁場ができて、太陽風に含まれる帯電粒子(プラズマ)から、生命を守ってくれるようになりました。海と同じくらい大切のは大気です。大気(空気)が地球上に留まり続けることができる環境(重力など)が生物にとって大変必要でした。最初は、空気の大部分が二酸化炭素で、酸素がなかったので、酸素が嫌いな嫌気性の微生物が生まれたはずです。そのうち、光合成をする藍藻(シアノバクテリア)が生まれ、大気中に酸素が多く含まれるようになり、成層圏にはオゾン層ができるようになります。このオゾン層のおかげで、太陽から降り注ぐ紫外線の多くが遮断されるようになり、生物が陸上で生活できるようになりました。

実験医学オンラインHPを参考に作画