The Stanley parable(指示がある所でそれ以上スワイプせず読み終わってください)
これはスタンリーという男の物語。
スタンリーは大きなビルの会社で従業員番号427として働いていました。
従業員番号427の仕事は至って簡単。
部屋でデスクに向かい、指示されたキーボードのボタンを繰り返し押すだけの仕事。
普通の人には狂ってしまうそうな仕事内容ですが、指令が入るたびスタンリーは楽しんで言う事を聞いていました。
ある日、スタンリーはある異変に気付きます。指令が来ないのです。指令はおろか、会社内の人が全員消えてしまいました。
指示が来ない不安からスタンリーはしばらく席を離れられませんでしたが、痺れを切らして会社内を探すことにしました。
あ、ウィッス!山口幕府です。今回のざっくりカルチャーではスタンリーが主人公のゲーム、The stanly parable についてご紹介していきます!
このゲームは冒頭、一番最初に書いた内容のナレーションから始まります。
このナレーションを聞いたあなた方プレイヤーはスタンリーを操作して無人の会社内を探索するわけですね。
でも、このゲームめちゃくちゃ面白い仕様がありまして、これがこのゲームの肝というか、心臓というか、フュージョンコアの部分なんですけど、
会社内、探さなくても良いんですよね。
ナレーションの会社内を探索しました。を無視できるんですよ。
あなたが非行に走っていた頃の母の言葉よろしく無視できます。
じゃあ、どうなるの?って話ですが、ナレーションが入ります。
「スタンリーはこのままが良かった。何も異変はなかった。スタンリーは異変を感じないように、ここから出なかった…」と無理やりストーリーを終わらされます。
あぁ〜よくあるよね!世界を救ってくれないか?と聞かれて「いいえ」押したら
即ゲームオーバーになるやつ!とお思いかと存じますが、ザッツライトでございます。
このゲームはそんな「ゲームが期待している選択肢じゃない方を選んだらどうなるんだろう…」というあなたの意地悪な好奇心をひたすら母の耳かきよろしく心地よく刺激してきます。
この普段我慢しているゲームの意図にそぐわない選択をする行動をひたすらとれる快感を楽しむゲームなのです!
この反抗期が亡くなったと言われるゆとり世代の方々!(僕も含む)朗報ですよ!!
大人の言うことを無視して予定調和をC4爆弾でぶっ壊せます!!やったね!!!!
そして2周目。探索して廊下を出ると、二つの扉があります。
「スタンリーは左の扉に入ることにした」
あなたは右に入ることもできるし、左に入ることもできます。
僕は最初全部の言う事を聞いて進んでしまいました。まずデフォルトのストーリーが気になっちゃって…!
好きにしていいと言われてるのに、言う事を聞いちゃう俺は典型的な日本人だ…!そうやって自由な空間で自ら首輪をつけるんだ俺は…!!
全部いう事を聞いて先に進むと、とんでも無い空間に着きます。
そこには、無数のモニターから会社員の行動を全て監視できるようになっている謎の空間。スタンリーもここで監視されていた…?
そしてその先にはマインドコントロールするための機械が設置されているのです。
全てスタンリーのしていたことはマインドコントロールによって支配された行動だった…?自分が自由に行動していた思っていた事は全て、この機関にコントロールされていたという事!?
そして目の前にはそのマインドコントロール機械のオンとオフのスイッチが
「スタンリーはこの馬鹿げた支配を終わらせるためにマインドコントロールのオフのスイッチを押しました。」
うぉぉぉっ…!ここでも選ばされる…!!俺は全て…全てこのナレーション通りに話を進めて良いのか…?こんなつまんないゲームじゃないんだ…!!このゲームは言う事を聞かないことに意味があるんだッ…!!!!!
マインドコントロールのスイッチ…オン!!!!
「……え?スタンリーオンを押した…?スタンリーこのゲームは最後オフを押してここから脱出することが想定されてるんだけど」
ナレーションは続けます。
「スタンリー。私のゲームの筋書きをぶっ壊したいならもっと上手くやらなきゃ。あなたにゲームを支配する力なんてないんだから。」
ナレーションの言葉に僕はギクっとしてしまいました。
「こうすれば分かってくれるかな。『スタンリーが押したボタンは核爆発を引き起こすボタンでした。』爆発までどれくらい残ってるかなぁ…じゃあ…2分で!」
ハイ!?!?爆発!?!?なんでなんで!?!?コントローラーを握る手にジワっと手汗が出ます。
そして眼前のモニターには残り2分のタイマーが急に現れます。
「さぁあなたが望んだストーリーですよ!!!あなたの望むように形作ってください!!!」
目の前には①とか②とか、何やら意味深なボタンが押せるようになっています。
コレ、もしかして…このボタンを順番に押せば…爆発を止められる…?
何か順番があるはずだ!!謎を解くんだ!!!必死になって謎を解こうとして残り1分になった時にナレーションが話します。
「ちなみに意味深なボタンがありますが、特に意味はなくあなたにはここで爆死するエンドしか残されていませんよ!!こう言われてもまだ爆弾を止める方法があると思ってボタン押しまくってもがいてるのウケる笑 実に滑稽で最高だわ!!時間も追加してあげましょう!!」
爆発までの残り時間が追加されます。
そう、このルート、絶対に助かるようには出来ていません。100%爆発します。ボタンもナレーションが入っていた通り、本当に意味の無いものです。
その上で無駄足掻きを楽しむために残り時間を追加されるんです。
この演出、ヤバくない?なんか、本当の意味でゲームというかプログラムに弄ばれる感覚になれるっていうか。最後までいう事を聞けなかったプレイヤーにどうお見舞いしようかな〜って考えた時にこの展開にできるの、このゲームの作者本当に俺の心理を弄んでない??完全に掌握されてるというか、心のキンタマを握られてる感じ。いつでも握り潰せるんだぞって。
そして僕はどうする事もできずに呆然とします。制限時間がくると画面が真っ黒になって終わりです。
The stanly parableの恐ろしさはこういう全ての選択肢の分岐でこれだけ密度の濃い内容を伴っています。主人公は狂人だったって終わり方や、徹頭徹尾言う事を聞かなかったらマインクラフトやらされたりします。
どういう事?ってお思いでしょう。心中お察しします。でもそうなんだもん。
言う事を全部無視すると、このゲームつまんないからそんな言う事聞かないんだろ!!ってナレーションがブチギレて、マインクラフトでもやってろ!!ってゲームの画面がマインクラフトになります。マジでどう言う事?この演出のためだけにマイクラに許可取ってんの??
こんなにプレイヤーの心理を揺さぶるぶっ飛んだゲーム中々ないですよ。
現在大体のゲーム機で出てるし、最近スマホでも出たんで、興味のある人はやってみてね!!
ー記事はこれで終わりです!このまま閉じてください!ありがとうございました!ー
これはスタンリーという男の物語。
スタンリーは大きなビルの会社で従業員番号427として働いていました。
従業員番号427の仕事は至って簡単。
部屋でデスクに向かい、指示されたキーボードのボタンを繰り返し押すだけの仕事。
普通の人には狂ってしまうそうな仕事内容ですが、指令が入るたびスタンリーは楽しんで言う事を聞いていました。
ある日、スタンリーはある異変に気付きます。指令が来ないのです。指令はおろか、会社内の人が全員消えてしまいました。
指示が来ない不安からスタンリーはしばらく席を離れられませんでしたが、痺れを切らして会社内を探すことにしました。
あ、ウィッス!山口幕府です。今回のざっくりカルチャーではスタンリーが主人公のゲーム、The stanly parable についてご紹介していきます!
このゲームは冒頭、一番最初に書いた内容のナレーションから始まります。
このナレーションを聞いたあなた方プレイヤーはスタンリーを操作して無人の会社内を探索するわけですね。
でも、このゲームめちゃくちゃ面白い仕様がありまして、これがこのゲームの肝というか、心臓というか、フュージョンコアの部分なんですけど、
会社内、探さなくても良いんですよね。
ナレーションの会社内を探索しました。を無視できるんですよ。
あなたが非行に走っていた頃の母の言葉よろしく無視できます。
じゃあ、どうなるの?って話ですが、ナレーションが入ります。
「スタンリーはこのままが良かった。何も異変はなかった。スタンリーは異変を感じないように、ここから出なかった…」と無理やりストーリーを終わらされます。
あぁ〜よくあるよね!世界を救ってくれないか?と聞かれて「いいえ」押したら
即ゲームオーバーになるやつ!とお思いかと存じますが、ザッツライトでございます。
このゲームはそんな「ゲームが期待している選択肢じゃない方を選んだらどうなるんだろう…」というあなたの意地悪な好奇心をひたすら母の耳かきよろしく心地よく刺激してきます。
この普段我慢しているゲームの意図にそぐわない選択をする行動をひたすらとれる快感を楽しむゲームなのです!
この反抗期が亡くなったと言われるゆとり世代の方々!(僕も含む)朗報ですよ!!
大人の言うことを無視して予定調和をC4爆弾でぶっ壊せます!!やったね!!!!
そして2周目。探索して廊下を出ると、二つの扉があります。
「スタンリーは左の扉に入ることにした」
あなたは右に入ることもできるし、左に入ることもできます。
僕は最初から無視して右の扉に入ってしまいました。
だって予定調和ぶっ壊せるんだぜ!?やるしかねぇ!!大和魂見せつけろ!!!
と心の中の長渕剛が汗だくで歌っていますが、物語はどんどん進んでいきます。
(ちなみに途中までは扉が開いていて選択肢をやり直せるんですが、ある程度進むとルートが確定して扉が閉まり元いた道へは後戻りできなくなります)
ある程度進むとナレーションが入ります。
「ふとスタンリーは思いつきました。きっと私は狂っているんだ…一瞬でみんなが消える理由なんてそれしかないじゃないか。」と。
「スタンリーはあれこれ考えるうちに奇妙なことに気がついた。」
「どうして足元を見ても自分の足が見えないのだろうか。」
え…?急いで画面を下に向け、自分の足を確認しようとします。あれ!?本当だ!!今までずっと足が無かった…?
「なぜドアは背後で勝手に閉まるのだろうか…そして」
「どうして私のやる事や考える事を指示する声が頭の中に響いているんだ?」
ここでものすごく不穏な音楽が流れ始めます。
「きっとこれは夢なんだ!!スタンリーは必死で思うことにしました。絶対に夢でなければならない!!」
「彼はゆっくり目を閉じてから目覚めようとしました。現実の自分はマットレスで寝ていると。」
ここで画面はゆっくりと暗くなります。目を閉じているんでしょうね。
「さぁ起こしてくれ、彼は強く願いながらゆっくりを目を開けました。」
画面が明るくなりますが、そこは先程と変わらない誰もいない会社内でした。
「スタンリーは叫び始めます。誰か私の目を覚ましてください!!!私の名前はスタンリーです!!私には上司がいます!!オフィスがあります!!私は現実の存在です!」
画面が赤くなっていきます。
「誰でもいい!!私が実在していると言ってください!!私は現実なんです!!私は…!私は誰なんだ!?私は…!!!!」
「そして全ては暗闇へ消えて行きました。」
これはマリエラという女性の物語です。マリエラはいつも通り起きて、着替えて手荷物を持って仕事に向かいます。
しかしこの日に限って邪魔が入りました。彷徨っていた男が叫び声を上げて歩道に崩れ落ちたのです。
救急車を呼ぼうとも思いましたが、彼は明らかに狂っている。そして、その瞬間、マリエラは自分が普通であることに幸福を感じたのです。私はまともで、何が現実か分かっている。
そう、そんな自分にはこんな事で足止めを喰らっている時間はなかったのです。彼女は一瞬だけ立ち止まり、その死体を一瞥しました。
…どうですか?めちゃめちゃシブくてメタいエンドだと思いません??
特に足がないのに気付かされるシーン、ゲームを何時間かした後に気付かされるのメチャメチャビビりました。うわ!!本当だ!!ってなるんですよ。
この没入してしまうナレーションの語りと、本当に現実とゲームの境目があやふやになりかけるシナリオ、マジでピカイチです。
こんなにプレイヤーの心理を揺さぶるぶっ飛んだゲーム中々ないですよ。
現在大体のゲーム機で出てるし、最近スマホでも出たんで、興味のある人はやってみてね!!
ー記事はこれで終わりです!このまま閉じてください!ありがとうございました!ー
これはスタンリーという男の物語。
スタンリーは大きなビルの会社で従業員番号427として働いていました。
従業員番号427の仕事は至って簡単。
部屋でデスクに向かい、指示されたキーボードのボタンを繰り返し押すだけの仕事。
普通の人には狂ってしまうそうな仕事内容ですが、指令が入るたびスタンリーは楽しんで言う事を聞いていました。
ある日、スタンリーはある異変に気付きます。指令が来ないのです。指令はおろか、会社内の人が全員消えてしまいました。
指示が来ない不安からスタンリーはしばらく席を離れられませんでしたが、痺れを切らして会社内を探すことにしました。
あ、ウィッス!山口幕府です。今回のざっくりカルチャーではスタンリーが主人公のゲーム、The stanly parable についてご紹介していきます!
このゲームは冒頭、一番最初に書いた内容のナレーションから始ま
ちょっと待って…もう記事は終わりなのに、あなたがどんどん下にスワイプするから新しく記事を書き連ねていかなきゃいけないんですけど…
これ以上書き続けていたらとんでもない文字数になってしまいますよ。あなたもしんどいでしょう?
そんなにこの文章を読むのに時間はかけていられないはずですよ。
僕もこんなに文章書くの苦痛なんですよ!同じ題材で何度も文章書いてたら頭がおかしくなってしまう!!
いいですか?この記事はもう終わりです。これ以上下にスワイプしないでください。
また記事を書かなければいけなくなります。好奇心もここで終わりです。
あなたも僕も、もう大人ですから。そんな子供みたいな好奇心やめましょう。
ー記事はこれで終わりです!このまま閉じてください!ありがとうございました!ー
これはこの記事を読んでいるあなたの物語。
あなたはこの記事を読み、このまま閉じてくださいという指示を見た。
幼稚で子供みたいな好奇心のあなたはどうせこの下に何かあると、スワイプすると同じ文章が繰り返している。
え?また読むの?これどこまで続いてんだ?とさらにサッとスワイプをする。
え、長っ…!!何だコレオチはどうなっているんだ?と一番最後の文章だけ斜め読みしてしまう。そこであなたはこう言われたはずだ。
「お前、途中の内容すっ飛ばしてオチだけ見に来ただろ。こんな仕掛けのある文章すら面倒くさくて読み飛ばしてしまうお前に読ませるオチは無い。ちゃんと読み直せ。」と。
渋々あなたは元のところに戻り、パッと目に止まった画像が貼ってある所から読み直している。そしてココに辿り着いた。
なぜ分かったのだろう。あなたは困惑している。なぜ自分の思考の経路がこの文章に書かれているのだろう?
あなたがいるそちらの世界は現実?それとも支配されている?
自由だと思っていたあなたのその首には首輪が見えていませんか?
みたいなね!みんなすっ飛ばす想定で書いてみたけど、ちゃんと読んでくれていた人ごめんね!
こういうゾッとする展開がどんどん起こるThe stanly parable 是非やってみてね!
じゃあコレから僕は面倒ですっ飛ばしてオチから読んじゃったあなたを叱りに行ってきますから!ありがとうございました!